昨晩のNYは横這いとなった。
ダウは11ドル安と先週末の半値戻しの位置から大きく動けず、指標待ちの様子が伺えた。
今晩のCPIなどの指標結果によっては6月以降の利下げ予想が大きく傾く可能性もあって、市場は売買を手控えていたような印象だ。
また、第一四半期の決算発表も徐々にまた始まっていくこともあり、いろいろな思惑が交差し始める時期でもあるので、タイミングを見計らっているようにも思える。
何れにしても今晩はどちらかに動くと予想されるが、仮に上昇したとしても39500ドル付近まで、先週木曜の高値か先週月曜の高値あたりまでではないかと考えている。
それ以降は状況次第だが、利下げ期待が大きければもう一段上昇もあるだろう。
ナスダックも小幅高で横ばいと言って良い結果。
ダウ同様指標待ちだが、こちらは高値を再度更新しにいくかどうか、その辺りの勢いを今晩感じられるかどうか、だろう。
NVIDIAなどの半導体関連が大きく調整しているが、これらが戻って来れるなら、かなり期待もできそうだ。
ただ、今週中に反発ができないと、チャート的には中期的な下降局面に入るようにも見えるため、ここが踏ん張りどころではないだろうか。
先物90円高で日経平均は反発も、頭の重い展開
夜間先物取引は90円高、39480円での引けとなった。
先週末の下落に対しては半値戻し達成となり、一旦上昇反発が期待できそうだ。
その上で、3月22日の高値からの下落に対してはまだ1/3までとなっているので、半値戻し達成は39800円台が必要となるため、そこまで戻せるかどうか、が気になるところ。
先週末の位置まで戻せるならこれも達成となるので、今日の動き次第では期待したくもなる。
ただし、SQが控えている中で思惑がどちらに傾くかにもよるため、なかなか難しい判断となりそうだ。
現物のチャートでは先物の結果を受けて39400円台でのスタートとなりそうだ。
その上で、最初の上値目安は20日移動平均線の39638円付近、その上は4月4日の終値39773円となる。
これらが達成されると一旦先週末からの下落に対してはひと段落となるので、もう一段上を期待したいなら、39900円くらいまでが必要になるのだが、どうだろうか。
一方でやはり20日移動平均線が気になるので、ここで頭打ちとなる可能性もあり、その場合は重い展開になってくる。
そのため下値の目安は昨日の安値39197円付近で、ここまではあってもおかしくはないだろう。
そこから更に下抜けていくとなると、せっかくの半値戻し達成が台無しになるので、踏みとどまって戻って来れることを期待したいところ。
SQがあるので仮に下に行き過ぎても戻ってきたり、逆に上値を取りに行った後で大きく戻ってきたりもあるかもしれないが何れにしても木曜まで神経質な動きになりそうだ。