昨晩のNYは指標の発表前で小動きとなった。
ダウはほぼ横這いで終了し、2つの移動平均線に挟まれる格好が続いている。
明日のCPIの結果と市場の捉え方次第で上下どちらかに振れそうだが、順当に行けば反発しても良い頃合い。
20日移動平均線を抜けて39000ドル台復活となれば、とりあえず40000ドル近くまでは戻って行けるのではないだろうか。
ナスダックは52ポイント高と健闘。
ダウよりは堅実に見えるが、先週の大きな陰線の範囲を出ていないので、やはり明日のCPI次第で方向性が決まるのだろう。
今のところは利下げ方向に傾く可能性がイーブンよりも少しポジティブになっているのでは、と考えているので、ここからの反発に少し期待をしている。
ただし、ここで崩すとダウ以上に厄介な形になるので、その際は16000ポイント割れも視野に入れることになるため、注意はしておくべきだろう。
一時39300円割れの先物は結果100円安、SQまで揉み合いか
夜間先物は100円安の38690円となっている。
一時39290円まで下げたもののNY市場の動きに合わせるかのように戻して、結果は100円安に収まった格好。
SQ前とNYの動きが気になるところもあってのことだろう。
それを受けての日経平均は揉み合いといったところだろうか。
昨日は20日移動平均線を抜けての引けだったが、今日はそこを中心にして上下揉み合いの想定となる。
下値目処は一昨日の終値39400円割れと先物の安値付近39300円割れのあたり。
上値目安はは39900円前後で、そこまで行ければ40000円も意識されるだろう。
ただ、そこを抜けていくにはまだ何かが足りないように思える。
NYのCPIとSQを迎えて、その後どうなるか、といったところになるのだが、今のところは上に向かう方に若干傾いているのでは、と考えている。
正直言ってそれほど自信はない。