昨晩のNYは続落。
ダウは286ドル安の33127ドル、S&P500は29ポイント安、NASDAQも58ポイント安の11966ポイントと、NYは4日連続で続落となった。
ダウは下髭を出したものの以前厳しい状況で、手元のチャートでは120日長期移動平均線のわずか下で引けているのが気になる。
仮に下抜けたことでさらなる売り圧力が出るとしたら、下支えは心理的な33000ドル、その下はトレンドレンジ内の中央線あたりくらいが目安で、さらにその下は団子状態になっている32000ドル前後くらいまでノンストップ状態になりそうだ。
タイミング的には次のSQまでとなるかもしれないが、どちらかというと5末が半期の節目なので、そこを念頭に入れておけば良いだろう。
逆に今晩の雇用統計がきっかけとなって反転するなら、一旦短期移動平均線あたりまでは戻れるのではないだろうか。
ただ、そうなったとしてもやはり5月の需給もあるので、短命に終わる可能性が高く、結局今の位置に戻ってきてしまうのでは、と考えている。
225先物は一時28600円割れ
連休中でも取引が行われている日経平均先物だが、当初の想定通りNYの動きを受けて続落、5月5日の9時過ぎの時点では28670円と若干戻した位置となっている。
下値目処は短期移動平均線がほぼそれに相当すると見ているのだが、そこを下抜いた場合はもう一段下の位置となり、28000円割れ〜28300円のレンジが見えてくる。
幸いなことに下髭が出ており、NYの動向にもよるのだが、今晩の雇用統計の結果を受けてダウが反転するなら、こちらも吊られていく可能性は高く、その場合は一時的に28800円程度まで上昇反転してくる可能性はあると思われる。
ただ、NYも週末であるため、大きな期待はできず、短期上昇で終わる可能性も高く、その場合は結果的に今の位置に戻ってしまうことも考えられるため、楽観視はできないと考えている。
いずれにしてももう一晩、まな板の上の鯉が続くのだが、今のところは連休前のヘッジ売は効いていると言えよう。
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