昨晩のNYは窓を開けての大幅安となった。
390ドル安となったらダウは20日移動平均線ギリギリのところ。
ここを下抜けると39000ドル割れとなる位置。
ISM製造業景気指数が予想を上回り景気の良さがアピールされたのだが、FRBの理事たちがこぞって金利維持を唱えた為利下げ期待が後退。
三指数とも窓を開けての大幅下落となった。
致し方ないとはいえこの時期の需給も相まって売りが出てきたことは、相場にとっては致し方ないかもしれないが、投資家にとっては少々厳しい状況となった。
チャートはダブルトップと言って良い形になり、窓も空いて移動平均線をも下抜けようと言う位置だけに、今晩の続落をつい想像してしまう。
勿論ここで踏ん張って底打ちから反転の準備に、という事も無きにしも非ずだが、いかんせん今晩も明日も指標の発表続き。
正直言って悪い数字が出るとは思えず、まだ底打ち確認には時間を要するだろう。
ナスダックのチャートはダブルトップとはいかないが、やはり窓を空けてのこの位置である。
ダウ以上に金利には敏感な指数だけに、もう一段の下落は止むを得まい。
支持線としては60日移動平均線の手前にある過去の高値ラインだが、これはあまり期待せず素直に移動平均線までを想定しておいた方が無難だろう。
ダウ、ナスダック、S&P500含め、NYは今週末まで調整が続きそうだ。
先物一時39400円台をつけ、夜間引値39690円、日経平均は続落へ
昨日の大引け後の夜間先物は軟調なうごきだったが、NYの大幅下落もあって一時39500円割れとなった。
その後は買い戻しもあってか夜間引値は39690円まで戻したが、これでざら場に日経平均が戻せるかと言われると、正直難しいとしか言いようがない。
月初の需給だけとも言えるのだが、それでも1日だけで済むともも思えず、NYの状況と来週にSQを控えて、ここは値幅取りのタイミングでもあるだろうから、そう簡単には落ち着かないのでは、と思う。
3/12から3/22の上げに対して39600円台を付けると概ね半値押しとなる。
今日はそれが目安になるのだが、仮に半値押しとなれば、所謂全値押しにもなる可能性が高くなるため、もう1500円下も一応考えておくべきかもしれない。
とはいえ計算通りになるわけでもないので、そこまではと思いつつも、下値の計算はしておくべきだろう。
翻って今日の上値下値だが、先物の位置からスタートは39700円付近となるならば、まずは売りから入って39600円割れ付近までを見てから、戻したとして昨日の終値付近までが最初の高値目標だろうか。
更にその上をいくならば、昨日の高値付近まではあってもいいのだが、40000円の壁は意外に厚くなりそうだ。
そして、高ければ高いほど、その後の反動は大きくなるので、一気に39500円割れ、と言うシナリオもあり得る。
どうしても弱気な想定になってしまうのだが、ここで強気になれる理由があるならば、是非聞いてみたいところだ。