週末のNYは休場のためチャートに変化はない。
ただ、今週は重要な指標の発表が続くため、週後半まで気の抜けない週となりそうだ。
先週木曜に続伸となったダウだが、今晩はこの形を崩さずに進めるかどうか、気になるところ。
指標によるインフレの状況が少なくとも横這いを示唆してくれれば、市場は利下げに傾くとい判断になるだろう。
そうでない場合は難しい展開も予想される、そんな週になりそうだ。
今晩がISM製造業景気指数、水曜の晩は非製造業景気指数があり、ADP雇用統計、週末にかけては新規失業保険申請件数、失業率、非農業部門雇用者数と重要指標が目白押し。
ナスダックは特に利下げ期待次第で大きく動く可能性があるため、今週はダウ以上に気を使う週になりそうだ。
ここまで3指標とも最高値更新は済んでいるが、それがさらに進むことになるとしたら、スタートは今週しかないだろう。
尤も、長続きするかどうかはわからないが、メディアは6月までその傾向が続く条件として、利下げ期待を大きく掲げてるようなので、それらのメディアの論調にも十分気をつけるべき。
現実の状況は関係なく、メディアが煽れば市場関係者も影響を受けるので、そこは注視しておくべきだろう。
先物160円高、リバランス分吸収なら日経平均は上昇期待
週末の夜間先物は160円だか、40550円での引けとなった。
高値圏だが小動きに終始していた様子は、まさに月替わりと言ったところだったが、3月の権利落ち分やリバランスが市場内でそこそこ吸収できているならば、今週は再び上昇傾向になるのでは、と想定している。
目指すは41000円台定着であり、あわよくば42000円という目標も見えてくるのではないだろうか。
週初でもあり新年度入りでもあり、多少のご祝儀感もあるかもしれないが、何れにしても今日は買優勢のスタートとなるだろう。
その上で上値の目安は水曜の日足本体部分の中央40650円付近と並行チャンネルの中心線の位置の40850円付近まで。
これをさらに抜けてくるならもう41000円つけろよ、と言いたくなるのだが、そこまでの勢いが出てくるかどうか。
仮にそうなったら、今週は42000円も視野に入れていいかもしれない。
逆に、買が不発あるいは寄り付き30分で反転下落となった場合は少々悲しい話にもなりそうで、その場合は金曜の始値40277円や木曜の終値40168円などを考える必要がある。
止まってくれるならまあいいのだが、新年度入り早々下げて始まると正直かなり嫌な気分にもなる。
最悪は40000円割れであり、希望としてはそうならないよう祈るばかり。
できたらポジティブな方向に今日は進んでもらいたいところだ。