昨晩のNY市場はダウが横這い、ナスダックは高値更新となった。

先週木曜に史上最高値を更新したダウはその後も高値圏を維持したまま横這い。
FRBの利下げに対して市場は織り込み済みとも言われているが、50bpの利下げに対する期待が徐々に増え始めている点には注意したい。
実際に50bpの利下げが行われる確率は低いはずだが、そこに期待が集まるとFOMCの利下げ結果がゴールとなる可能性が高くなる。
そうでなくとも高値圏であることは市場関係者の誰もが理解しているはずで、ここからさらに買い進むには相当のリスクオンとなるため、ここからしばらくは横這いが妥当だろう。
とはいえ経済指標の発表は今週も控えており、内容次第で上下することは必至で、FOMC前の難しい動きが続くと予想される。
一方のナスダックは終値ベースで史上最高値を更新。

NVIDIAを筆頭に半導体部門が牽引役となって小幅ながらも右肩上がりを続けている。
利下げに対する期待は設備投資の多い半導体関連株には有利に働くが、そもそもほぼ確定している利下げ幅に対してそこまで期待するのはどうだろうか。
といった疑問を持ちながらもチキンレースに参加している投資家は多いことだろう。
それと同時に金への資金移動も目立っており、今の高値はダウもナスダックも薄氷の上に成り立っているのではないか、とも思いたくなる状況でもある。
いずれにしても決着は来週以降になるのだが、果たして結果や如何に。
先物一時44000円台突入、日経平均はSQに向けて続伸期待
夜間先物取引は高値44030円を付けて現物より一足先にざら場ベースでの史上最高値更新後、終値ベースでも43980円と高値更新となった。

先週水曜の底値から実に4営業日の間に2340円もの上昇となり、8月上旬の上昇を彷彿とさせる動きになっている。
SQの週ということもあってカチ上げになる可能性はあったものの、ここで一気に上昇となると一旦木曜までの動きを期待したくなるところ。
とはいえ警戒も必要で、夜間がゴールとなるケースもあるので注意はしておくべきだろう。
ただ、今回は国内政治の観点と米市場の動きと米金利の利下げ、フランスなどのEU圏の政治不安もあって為替も不安定で、仮想通貨からの資金逃避もあり複雑な状況ではある。
こうした中週末にSQを迎える日経平均は、少なくとも今日1回は高値を取ることだろう。

その上で資金的な余裕があるなら、SQ手前まではこのまま上昇を続ける可能性は十分あると思われる。
問題は来週のFOMCに対する動きで、SQを超えてなおFOMCまで続くのか、あるいはそこから逆回転を始めて利下げ決定を機に一気に進むのか、はたまた奇跡の3段上げとなるのか、などなど、考えるとキリがない。
いずれにしても高値圏ではあるので、売りから入るにはまだ早いが手持ちを軽くしておくことに越したことはないだろう。
ちなみにチャート上では三空となることはおそらくないだろうと踏んでいる。
今週は以下に買い気を抑えるかが重要になりそうだ。


