昨晩のNYは反落。

60日移動平均線まで届いたと思ったのも束の間、その上昇分を全て帳消しにして結果は月曜に下げ止まった位置まで逆戻りとなった。
ハイテクの決算が続く中半導体やAIに対する売り圧力が強く、先の見通しに対してかなり厳しくなっていうようだが、それまでの上昇率が異常であり、その巻き戻しなのだろうと思われる。
何れにしても未だ調整半ばといった感じで、ある意味日本の市場よりも素直に見えるのだがどうだろうか。
ナスダックも反落だが、こちらは月曜の反発後の位置で止まっている。

奇しくも昨年までの高音ラインの位置で止まった格好だが、調整が必要なのは他の指数同様。
再度16000ポイント割れまではありそうな雰囲気だが、そのまま二番底確認となるなら来週はもう少し良い方向性に戻ることもできそうだ。
何れにしてももう少し時間がかかるのはダウと同様。
夜間先物は高値をつけてから1300円の下落、日経平均も調整続く
夜間先物取引は一時35600円台まで上昇したもののその後下落、結果は720円安の34350円。

実に1300円もの下落幅となったが、これも先日の下げ具合から見れば少ない方になる。
とは言え未だ調整中といった様子で、昨日1日のざら場の動きはなかったことになった。
この結果を受けて、日経平均は再度仕切り直しといった形になりそうだ。

34340円付近は過去の高値ラインの1つになるが、ここはあまり強い支持線にはなりそうにない。
平行チャンネルの下限にあたる33800円前後が今日の下値目安となるかと思われるが、ここしばらくはボラティリティの高さでなかなか想定がしづらいのも正直なところ。
ちなみに週足ベースで見ると、昨日の高値付近が週足の60週移動平均線に当たっていた。
今日も動きが激しいのであれば、上値も34000円付近はあり得ることで、ただ昨日のような抜け方をするかどうかまではわからない。
どうも年金などがPKOに動いているという話もあるようだが、先物が特に板が薄い状況が続いているため、動きが極端になりやすく、上下の激しい相場がまだ続きそうだ。