昨晩のNYは続伸。
ダウ86ドル高、34347ドル、ナスダックは158ポイント高の13918ポイントで引けた。
ダウは寄り付きから上昇して34586ドルをつけ1ヶ月ぶりの高値更新となったものの、その後は横這いから利食い売りに押されてこの形となった。
朝のメディアではだいぶポジティブな論調が多そうだが、上髭の長い陰線はチャーチストとしては今晩以降がまた気になる。
CPIは緩やかな後退、インフレ懸念払拭、といった塩梅だったが、だからと言ってまだ7月のFOMCは先の話。
これで再び利上げ見送りとまで判断するのは時期尚早で、マスコミの流し方は少々決めつけすぎでは無いだろうか。
その結果がこの日足の形に現れていると思う。
何れにしてもここで直近の高値をつけて陰線なので、ボックス相場と考えたら今晩抜けなければ週末までは横這いでは、と考えている。
一方のナスダックは正直ここまで顕著に動くのかというくらいのチャート。
現金なものだと思いつつも、新興市場っぽい動きだ。
これでまだしばらくはこのままトレンド維持ができそうではあるが、既に出ている指数のリバランスは来週末には行われるとのことで、指数そのものには影響は大きく出ないだろうが、個別銘柄は注意が必要だろう。
今のところ目にしたのはマイクロソフト、Google、Apple、エヌビディアといった影響力の大きな企業の組入割合が下がる、らしい。
日経平均はSQ前で鈍いはず
昨晩の先物はまたイラッとする動きだったが、ダウがそもそもああいった形なので仕方なかろう。
陰線にならなかっただけまだマシだろうか。
何れにしても32000円を抜けて引けた、とはいってもわずか30円なので、ちょっと売られればあっという間に昨日の位置に逆戻りする。
SQ前で大きく買われるなどは考えにくく、32000円の綱引きと考えたらプットの方が優勢だろうか。
そう考えると上値はそう望めなく、32200円台をつけたら上等では無いだろうか。
一応、上値めどは32300円までとしておく。
下値はというと、昨日の安値を更新することはまずないと思うのだが、31800円を割る想定は一応しておくべきだろう。
ただ、先日まで書いていた31500円は流石にもうなさそうなので、今日は考えなくてもいいと思う。
ただ、SQ後の動きは正直まだ読めていないので、安易に下げを買うことには慎重にしたい。
おまけ:ドル円は137円90銭で止まるかどうか
ここまでドル円をこっそり見続けていたのだが、やはりここまで来てしまったか、という印象。
節目や抵抗ラインを悉く下抜けていったため、この位置は妥当とも言える。
為替の需給は正直わからないのだが、この137円90銭どころで止まらないと、次は135円割れ付近まで支えが作れないような日足チャートなので、実際にどこまで行くかは相場次第だ。
ただ、日銀会合に期待しての円高だとしたら、どこかで止まってまた戻っていくと思われる。
戻りは会合の結果次第だろうが、YCCについては修正は無い、というのが自分の考えなので、何かあったとしてもコメント程度で終わるという認識だ。
その場合は一気に140円くらいには戻るだろうが、141円はちょっと遠いかもしれない。
逆にサプライズでYCC修正にかなり強い言葉が出てくると、もう一丁があるので、その場合は133円あたりが次の節目になりそうだ。