週末のNYはダウが大幅反発となった。
60日移動平均線の手前まで一気に戻してきた形だが、5月20日の高値から見ると概ね1/3戻しの位置となる。
ここまではいいとして、さてこの後どう動くかが肝要。
半値戻しならもう300ドルくらいは上昇が必要だが、そこを抜けて行かないと再度戻り売りとなりそうだ。
平行チャンネルの上限も丁度その位置なので、今晩と明日の動き次第で今週の動きが決まりそうだ。
ナスダックは横這いも一時300ポイントほどの下落から戻した格好。
今回の日経平均を上回る速さの調整、とも言える長い下髭だが、これでダウの動きと歩調がマッチしていくかもしれない。
ただ、NVIDIAのおかげでダウよりも需給バランスが悪くなっている可能性もあり、素直な形での上げ下げが臨めない可能性もあるので、高値圏での動きであるという認識は常に持っておくべきだろう。
先物240円高、日経平均は早くも底打ち反転
週末の先物取引は240円高の38730円で引けとなっている。
先週木曜の大幅な下げに対して底打ち反転の形になってきた。
1日で底を打って反転できるようになったのも、先物の夜間取引のおかげではないだろうか。
何れにしても日経平均は想定以上の速さでの底打ちとなり、今日は続伸となりそうだ。
もちろん戻り売りの形になるのだが、二番底探しは明日以降になるだろうから、今日だけを考えるならプラス思考でいいかもしれない。
上値の目安は39000円までで、そこからさらに上昇するなら先週の高値の39141円付近まであってもいいだろうが、そうなったら明日か明後日には二番底を探しにいく可能性もある。
急激な上げ下げは疲れるのでそれは勘弁してもらいたいところ。
一方で戻り売りが早くも出た場合は先週の高値38500円台から20日移動平均線の38400円付近までは押してくるだろう。
そこで止まるなら先にも書いた通りプラス思考で今日は臨んでもいいだろう。
SQは来週なのでもう一波乱あるとしたら、今日明日は上昇するのにはいいタイミングと思われるので、今週は少し短期的な目線で見ていくと与し易いかもしれない。