昨晩のNY市場は横這い。

ここへ来て陰線が出てきた点は少々弱気が見えたとも言えるかもしれない。
ただ、この後の動き次第ではまだ期待はできそうだ。
位置的には3月高値の水準を維持しているが、前者は下げ過程での反発で、今回は右肩上がり中での高値更新という違いはある。
今週は経済指標が週後半になっていることもあって、まだ今日明日で方向性が決まりそうな雰囲気でもない。
もう少しの間、踊り場の形成、あるいは天井形成が続くことになりそうだ。
ナスダックも小幅安で横這い継続。

チャートの形としては踊り場形成の雰囲気だが、ここから再度スタートできるかどうか、週後半にかかっていると言えよう。
ここまでは半導体やハイテクの上昇が大きいが、流石に息切れしている点は少々気になるところ。
懸念事項は金利の上昇が続いている点で、ダウもナスダックも不安を抱えつつも高値を維持しているということは意識しておく必要があるだろう。
先物60円高で37600円付近を維持、日経平均は何を待っているのか
夜間先物取引は大きく下げることもなくざら場の終値から60円高の37590円で取引を終えている。

以前として移動平均線の上での推移となっているが、先週火曜の高値から1週間、800円下げたものの大きく崩れる様子もなく、横這い継続。
何かのタイミングを待っているかにも見えるが、日本の指標としては週末のCPIあたりだろうか。
G7はまだ一月ほど先で、日本の金利も6月に上がるとは言われているものの、まだ決定的なネタにはなりそうにない。
気になるとしたら為替の動きで、一時149円に迫る勢いだったドルは再び下落して144円台まで下げてきている点だろうか。
仮にこのまま下げ続けるとなると、日経平均もここから伸びることは難しくなる。

今日は為替の円高が止まるかどうか気になるところだろう。
日経平均も先物同様移動平均線の上での推移が続いており、20日移動平均線が60日移動平均線にクロスして上昇中とあって、まだここからの上昇も期待できないわけでもない。
とは言え決定的となるネタも今ひとつ見つからない中で、火曜日に陰線を出して週後半を迎えるのは、少々弱気に傾く可能性があると考えておくべきだろう。
ここしばらくの形としては、先物が夜間で上昇あるいは下支えとなる様な動きになり、ざら場でその分下げるという日が続いている印象。
今日も同様に頭の重い展開が続くと思われるが、どこかでこの形が崩れるはずで、それが明日以降週末か週明けか、という想定をしている。
どちらに動くかはまだわからないが、今のところは期待半分、用心も半分といったところだ。
今日明日はその準備をしておくのが肝要かもしれない。