週末のNYはダウが小幅に反落したもののナスダックやS&P500は続伸となった。
ダウは反落というよりは横這いと言っても良い程度の範囲ではあるが、そろそろ次の結果を出す時期にきているのでは、という印象。
38000ドル台をキープしつつ次のステージに上がるのか、調整に入るのか、来週あたり見えてくるのではないだろうか。
もう一段行くとしたら、史上最高値を更に更新して行くことになるのだが、青天井なだけに上値の予測は難しそうだ。
ただ、ここまでの経済状況を考えると、40000ドルは無理でもそれに近いところまではあっても良いのではないだろうか。
もちろん、簡単なことではないのだが、ここから更に上がるということなら、それくらいが見えてこないとそもそも上がることはできないのでは、という気持ちもある。
一方で、調整が入るとしたら37000ドル付近まではあっても良さそうで、その場合、一気にとは行かないまでも、意外に短時間で調整してしまう可能性もある。
少なくとも第2回のFOMCのある3月19日までの間くらいしか調整のタイミングは見当たらないので、来週からの1ヶ月の間のいずれかの週で、一時的な調整は入ることになると想定している。
それが来週なのか、その次の週なのか、月末なのかは、先の確認となる。
ナスダックは続伸。
日足を見ると16212ポイントの高値ラインを臨む展開になっている様だが、果たして届くかどうか。
ハイテク、AI、半導体と言ったテーマが賑わう市場でもあるが、1月からの上昇パターンは3段階目になるので、そろそろ上値の目処もたちそうに思えるのだが、ここまで割と丁寧におしめを作りつつ上昇しているため、意外に伸び代はある様にも思える。
今月はFOMCが無い月なので、金利云々はそうネタにはならなさそうなので、決算の良いこの状況がいい雰囲気のまま進むなら、高値の更新はあり得そうだ。
注意すべきは青天井となっているダウの動きで、これにつられるとそこで勢いも削がれることになるので、その際は一旦押し目を待つことも必要になりそうだ。
先物160円高、37000円台再び
夜間先物の終値は160円高の37150円と37000円を割った現物を尻目に再び上昇。
SQを超えて尚の形となっているが、三連休を挟むため、月曜の独自の動きが気になるところ。
このまま更に騰勢を強めるなら、火曜日の時点で37500円台ということもあるので、要注意だろう。
そういう意味で現物を見ると、ここで窓を空けて上昇する展開になると、38000円も現実味を帯びてくる。
もちろん目先の目安は37674円の高値ラインだが、1989年12月29日の高値、38957円は無理としても、節目の38000円は狙ってきてもおかしくはない。
そう考えると、来週はそこを目指して行く可能性を考えてもいいだろう。
一方で、これが調整前の最後の値付けであったとしたら、月曜の間にずるっと下げてしまう方が楽でもある。
そう考えた場合は、36800円割れは必要で、できれば36500円くらいまでは引き摺り下ろしたいところでもある。
そこまで行けば20日移動平均線の36000円付近までは届くだろうし、更にとなるなら35000円と一気に2000円幅の下落もあり得る。
もちろん極端な話ではあるが、少なくとも月曜の先物の動き次第で、火曜以降の来週の日経平均の方向性は決まりそうだ。