昨晩のNYはダウ横ばい、ナスダックは続伸となった。
FRBが市場に対して利下げ期待をしないよう発言が続く中、それでも市場の期待は薄れなかった、というのがマスコミの解釈だが、それでもここまでの勢いにブレーキがかかっているのは確かなようだ。
そろそろ天井を形成する頃だろう。
ただ、その後の展開は想像があまりつかず、形的には急落もあり、な様子だけに、注意が必要だ。
小幅な調整で済ますなら、37000ドル割れ付近で一息つくことが予想されるが、そこで済ますとなると少々時間がかかるのではないだろうか。
その場合は年末まで引きずることになり、かえって不意の急落を招きやすい。
ここは少々手荒でも、36500ドルを割るくらいまでの調整を二日ぐらいに分けてもらったほうが、後々反発もしやすいのではないだろうか。
尤も怖いのは、このまま更に上昇を続けることで、そうなると流石に手に負えなくなって、後でクラッシュする可能性も無きにしも非ず。
ただ、クラッシュするにはそれなりの要因が必要で、今のところは過熱感のみのため、そう考えると急落はあっても市場が壊れるくらいの下げはないのかもしれない。
ナスダックは続伸。
利下げ期待もあってとのことだが、もしそうなら、ここからの上昇は続くこととなる、
ただ、1つの要因だけで上昇が続くといったそう単純なものでもないのが市場の複雑なところで、どこかで調整に入ることになるはずだ。
そのタイミングはダウとは異なるかもしれないが、昨晩の結果だけではまだ判断できないといったところ。
きっかけが今週のGDPでなければ、年内はこのまま、ということもあり得るので、ダウほどではないにしろ、注意深く観察は必要だろう。
先物30円高とほぼ横這いで、日経平均は反発のチャンス
昨日の日経平均は日銀の政策金利の発表やコメントに応じた市場の下げに対して、割と冷静に対応できていたんと思う。
もちろん急落はあったものの、実質32500円を割り込んではいたものの、それ以上の下げにはならずに戻ってこれた点は十分評価に値するだろう。
そういった意味で夜間先物も終値で戻ってきている点が評価できると思われる。
そういった意味で、今日の日経平均は反発するチャンスがある。
下値は32600円付近が目安となるだろうが、そこを割り込んで再び32500円で止まるならまだよし、それをさらに割り込むなら想定は崩れたことになる。
そうではなく、しっかり32700円台をキープしつつ32900円台に乗せてこれれば、前場は良しとすべきだろう。
これを足がかりに33000円台へ入れるならば良い展開で、きちんと反発ができることになるのだが、そこは後場かもしれない。
と、こういったかなり前向きな想定をした日に限って、裏切られることもあるのだが・・・それもまた相場だ。