昨晩のNYは続落。
ダウは250ドル安、33414ドルと大幅に続落となり、戻りの半分を打ち消した格好。
ここまで下がると週末なのでもう一段下げて底打ちもあっていいのだが、状況がそれを許すかどうかは微妙だ。
金利情勢は相変わらず不安定で、日が変わったり誰かがコメントをするたびに方向性の解釈がコロコロ変わるので、結局利上げはするんだなという当たり前の話が何故かマイナスイメージとして捉えられたりまたその逆にもなったりしている。
需給面ではやはり11月が控えているのだから売は嵩むのはわかっているはずだが、9月の売り込みが大きかった分の反動が10月の上昇につながったと考えれば、その戻りも急だったのだから再度落ち込むのは当然だろう。
そういった意味でこの下落はもう少し続いても仕方ないと考えるべきで、結局33000ドルをもう一度割るか割らないかくらいまでは見ておくべき状況ではないだろうか。
ナスダックは128ポイント安、13186ポイントとこの位置での引け。
お決まりのポイント付近で止まっているのは良しとして、ここで再度横ばいが続くことが予想される。
ただ、ここから一気に下げる場合は現在の下降トレンドがさらに継続することが確定となるので、その時は年末まではこの調子だと考えてもいいかもしれない。
ここで踏みとどまってなんとか上昇傾向を出せるなら、来年に向けてもう少しいい形が作れるとは思うが、そこは今月末まで見てみないとなんとも言えない。
先物が31250円、31000円が見えてくる日経平均
NYの下落もあって、先物は前日比150円と結果が思わしくなかった。
昨晩書いた31370円を割り込んでいるので、先物のチャートを見るとだけなら次の下値目標は31100円を割った辺りになるのだが、現物の方はそうはっきりとは見えていない。
下降トレンドのレンジはかなり深く、31000円を割れて30800円付近までが下値目処になるのだが、一旦31000円という節目が最初の目標になるだろう。
必ずしも売り込んでくるとも限ってはいないので、もしかすると週末ながらも反発してくるかもしれない。
その場合は一旦下を見て止まって考える余裕くらいはあるだろう。
その上でそれでも売り込まれるなら致し方なく、31000円割れを容認するしかない。
反転できるきっかけが掴めたなら、上値は一旦31371円のラインまで考えてもいいと思うが、まずは朝の様子と9時半、10時の動きを見て考えるべきだろう。
10時で反転してきているなら前場は戻りもあるはずで、それが無ければ31000円を割り込むことになる。
何れにしても今日の後場は前場次第で、前場売り込まれれば買い戻されるし前場戻れば再度売りが出るという、何ともな1日になりそうだ。