週末のNYはまちまち。
ダウは39ドル高33670ドルとなったが上下激しく髭も長い陰線。
安定した相場とは言いづらい状況で、VIは上昇中。
週足で見るだけなら反発だったとも言えるのだが、下降トレンドは継続判断となる。
日足では8月1日からの下落には歯止めがかかった様にも見えるし、前週が底となったとしたら、1/3戻しは達成しているので、今週の動き次第では落ち着くこともできるだろう。
尤も、週末の終値が移動平均線の下になっているので、まずはこの位置から少しでも上昇する必要がある。
20日移動平均線と240日移動平均線が収斂しているこのタイミングで上向けるなら、期待はしてもいいかもしれない。
週初の数日間の動きが重要だろう。
一方、NASDAQは166ポイントもの大幅な続落となった。
ダウに先行して天井を打った形になっているので、ダウの来週の出だしがこの通りだとすると、先ほどの話は無かったことになる。
だが、ナスダックとしても移動平均線付近の位置にいるので、ここをうまくこなせるなら足がかりを作ることはできるため、やはり週初は踏ん張りどころになるだろう。
ダウはまだ形ができていないが、NASDAQはうまくいければ7月の高値から見た逆三尊となる可能性もあるので、ダウ同様来週の動きは重要だろう。
先物が週末下落で日経平均は31500円へ逆戻り
SQ後は用済みか、と何度か書いてはいたが、やはり週末の先物は用済みとなった模様。
370円安の31880円と先週火曜の終値付近まで下げ、この位置からの再スタートなる。
やはり木曜の上げが無理だった分、帳消しになった今は、一旦その反動があって然るべきだろうから、週初は押してなんぼといった形になりそうだ。
そういった観点から考えると、日経平均は一旦、31533円の120日移動平均線までが下値の目安となりそうだ。
これを割って下げるには理由も少ないのでそう無いとは思うが、中東問題という火に油を注ぐ様なことを平気でするマスコミもあって、ネタがないわけでもない。
とにかく上下激しいため日足のチャートは形が良くない。
週足で見ればわかりやすいのだが、9月の高値から先々週底を打っての1/3戻し達成、とここまではダウと同じだが、そこからやや下げて引けている分、週足としては弱気になる。
日足も下降トレンドは継続で、先週末が天井になるので、もうしばらくは調整が続くことになるだろう。
そういった意味で上値めどは難しく、32000円の移動平均線付近は目安にはしても良いが現実的ではないだろう。
先物の終値付近がスタートとなった場合、前場は下げていくことを考えたら戻ってその位置までとなるだろう。
故に上値目安は31800円台と考えておくべきではないだろうか。
これらの想定を覆す様な動きがあった場合は、何か別のニュースなり要因が出たということになるので、その際は情報収集に努めたい。