昨晩のNYは反発だったが、1日の動きはあまりいい内容ではなかった。
上髭の長い陰線は印象が非常に悪い。
CPIがコアは想定通りで横這いで、トータルで若干下回っただけ。
利上げ再開は既定路線となり、まだしばらくは高金利状態が続くと想定され、それでも寄り付きから一気に買われた様子を考えてみると、月曜の売り玉に対する買い戻しだったのではないだろうか。
これで週足も今日の時点で上髭の陽線で、まだ若干上昇の可能性はあるにしても、週末は難しい相場になりそうだ。
350100ドル付近にある20日移動平均線が下支えとなっているが、これを割り込むことになると来週は調整が続きかねない。
上値は火曜水曜の始値付近、35300ドルあたりが目安で、これを抜ければ35500ドルはあっても良さそうだ。
その上を目指すなら、昨日の高値はクリアしないとならないのだが、そこまで買い上がる力が相場にあるかどうかは微妙だ。
ナスダックは引き続き調整
ナスダックもかろうじて反発という結果だったが、こちらは20日移動平均線に頭を抑えられての結果だけに、上値が相変わらず重たい状況。
下値目処は13600ポイント前後、60日移動平均線の13550ポイント前後が下支えとなる。
上値はもちろん20日移動平均線の14000ポイント付近となるが、昨日タッチ直前まで行っているだけに今日は難しいと思われる。
まずは昨日の始値13818ポイントを目指すべきで、その上は一昨日の始値、13897ポイントが目安になる。
週末だけに、上値は重たいのは承知で見ておくべきだろう。