昨晩のNY市場は反発。
ダウは僅か10ドルで横這い、NASDAQは46ポイント高、S&P500も10ポイント高と大きな動きはなかった。
結果だけ見ればその通りだが、ダウは一時200ドル安の位置から戻ってきたことを考えると、かなり健闘したと言えよう。
ただ、今の位置はトレンドが見え難い位置でもあり、この後の数日ではっきりしてくるのではと思う。
一方NASDAQもマイナス圏から始まったもののその後は順調に値を上げていった。
ダウも含め、アップルの新しいヘッドセットに対する期待と地銀に対する信頼が回復したことによるところが大きかったようだ。
この位置での陽線は心強く、NASDAQはこれで再度高値挑戦が見えてきたと言える。
一方、ドル円は冴えない展開が続いているようだが、まだ上昇の余地は残っていると言える。
138円90銭を下限としてまずは142円を目指すのではないかと考えている。
但しこれには条件があり、6月のFOMCでの利上げ停止に対して7月の利上げ再開というオプションが付くことである。
これがなくなると少々上値は難しくなるだろう。
先物主導は続く─32630円で引け
ナイトセッションの日経先物は32630円で引けた。
これでまた日経平均は高値更新なるか、という1日になりそうだ。
もっかのところ上値目処は節目の33000円、1990年7月18日高値の33187円と言ったところだが、案外サクッと更新してしまうかもしれない。
この価格帯は1日の値幅が500円を超すことも多くなるので、大雑把な計算でも案外成り立ってしまうのだ。
上値目処はそれで良しとして、仮に下げていく場合はどうだろうか。
窓を空けたとしたらその下限になる昨日の高値32534円で、その下は一昨日の高値と昨日の高値の間で32300円台、その下は32200円といったところか。
大きく押すことはないかもしれないが、仮に押したとしても昨日のように戻ってくることは十分考えられるので、ダブルインバースにはあまり期待しない方がいいだろう。
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