反転なるか?─下落のNYや円安の足枷を日経平均が振り解けるかどうか

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既に後場を迎えた日本市場だが、前日比190円高付近まで伸びており、26000円台をこのまま維持できるかどうか、といったところ。

もちろん2時過ぎまでにだれる面もあるだろうし、楽観はできないのだが、ここで抜け出す兆しが見えてこないと、三連休明けも苦しくなってしまうので、ここは踏ん張りどころ。

欲を言えば12月30日の安値、26067円は付けておいてもらいたいのだが、どうだろうか。

日経平均 日足

トレンド的には下降が続くことになりそうだが、その中でも上下1500円程度は動けるはずなので、まず26000円台は難しい位置でもないと思う。

とはいえ材料不足や環境がそれを許さないということであれば、週明け、再度押してくることになるため、それなりに覚悟は必要と考えておきべきだろう。

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米国雇用統計と円安

米国はインフレ抑制のための金利上げにより、雇用統計の悪化が予想されているが、これがどの程度の幅かで捉え方も変わってくる。

大幅な後退となると、今度は失業率が経済に影響することを気にし始めるし、そうでない場合はまだインフレが続くのでは、という懸念にもつながる、非常に難しい状況だ。

これに加えて円高から再び円安方向に動き始めたドル円相場は、企業業績にも直結するため、あまり激しい動きは控えてほしいところだが、どうもそうもいかないようだ。

135円付近で止まってまま、しばらく安定してくれるならまだいいのだが、これが140円に近づいたり130円破れが起きたりと、忙しい展開となると、株価も落ち着いてはくれないだろう。

いずれにしても足枷の多い日経平均だけに、今の位置は本来であればそう怖がるところではないのだが、どうしても不安が先立ってしまうのが現状のようだ。

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