週末のNY市場はまちまち。

米中関税問題と裁判の行方や為替動向、金利など複雑な環境が影響していると思われる。
ダウは42,192.35ドルで終わり、54.34ドル高(+0.13%)だった。
EMA(移動平均線)は41,828.61ドルから41,407.80ドル付近で推移しており、上昇傾向を維持している。
しかし、直近の高値42,376.08ドルを前に上値が重く、調整の可能性も否定できない。
ナスダックは19,131.22ポイントで引け、62.11ポイント安(-0.32%)となった。

EMAは18,655.48ポイントから17,912.85 نقاطの範囲で推移し、やや下向きの圧力が見られる。
直近安値18,847.74ポイントを下回る動きが続けば、さらなる下落リスクが高まる。
日経先物と日経平均は反発か調整か
週末の夜間先物取引は37,680円で終わり、280円安(-0.74%)と下落した。

EMAは37,281.17円から37,343.23円の間で推移しており、下値支持線として37,276.59円が意識される。
移動平均線で安値が止まった点は評価したいところ。
チャートの形状はカップウィズハンドルの様にも見えるものの、ここで調整入りとなるとダブルトップという見方もできるため、注意が必要だろう。
直近安値36,892.48円付近で下げ止まれば反発の可能性があり、直近高値38,114.47円を試す展開も考えられる。
これらを踏まえて、上値目安は38,000円付近で、EMAの37,343.23円を上抜ければ38,114円が視野に入る。
一方、下値目安は37,000円が一つの目安となり、直近安値36,892円を割り込めば一段の下落が警戒される。
これを受けて本日の日経平均は前日終値38,114.47円から動きが予想される。

直近高値38,847.74円を2度試した後の下落で、先物でも書いたダブルトップ形成の兆候が見られるが、EMAの37,281.17円付近で反発するシナリオも考えられる。
ダブルトップが確定すれば弱気相場への転換が視野に入るが、反発すれば38,847.74円を再度試す可能性も出てくる。
これらを踏まえ、今日の上値目安としては38,500円が意識され、勢いづけば直近高値38,847.74円を再び目指す展開も想定される。
下値目安としては37,960円がサポートとなり、EMAの37,281.17円を下回ると37,000円まで下げるリスクがある。
今週は、今晩の日経先物から始まる火曜日の動きが重要となりそうだ。