昨晩のNYはダウが続伸、ナスダックも大幅反発となった。
陰線ながらも高値更新を続けて続伸となったダウは未だ衰えずといったところ。
消費者信頼感指数は予想を下回ったものの、まだ市場ではポジティブな要素として捉えられているようだ。
ただ、今週後半には雇用に関連した新規失業保険申請数やコアデフレータなどの指標発表が控えており、市場がどう判断するかが注目される。
まだ伸び代はありそうだが、今週末で何か変わりそうにも思える。
ナスダックは100ポイント高と反発。
先週の高値を抜いての引けとなっているが、上抜けできたかどうか、もう少し確認が欲しい形。
予断は許さない格好にも見えるのだが、ここで抜けきれれば再度史上最高値への道も見えてくる可能性がある。
NVIDIAの急騰は正直よくわからないところだが、そもそも業績に対するアナリストの評価が色眼鏡を付けたような一方的なものにも思えていたので、ここまで急激に売られた背景は、単なる需給の崩れだったのでは、とも思う。
何れにしてもここが正念場になると思われるので、引き続き今週末までの間にこの後の方向性がはっきりするのでは、と考えている。
先物失速、日経平均は上値重い展開、天井形成も
夜間先物取引は190円安、37630円と軟調に終わった。
まだ上昇の目はあるものの、二本の移動平均線の交わった状態で動きづらいところだ。
先週の勢いを今週も続けるかと思いきや、ここで足踏みとなったことで、上下どちらにも可能性が出てきている。
ここから売り叩くこともできそうだし、上抜ければもう一段行けそうにも見える。
ただ、39000円は少々遠い存在となりつつある点がきになるところ。
一方、現物は過去の高値ラインに挟まる形でのスタートなりそうだ。
２本の移動平均線が支えにも抵抗にもなりそうな位置であり、7月中旬からの下降トレンドの上限付近にもなる。
昨日失速しなければそのまま上昇もできたであろうに、と思わなくもない。
NYは今週末の指標待ちだが、日経平均としては今日明日が正念場になりそうだ。
上値は昨日の高値、38427円が１つの目安になるが、まずは38000円台奪還が必要だろう。
下値は20日移動平均線の37142円が目処になる。
そこを下抜けるとここまでの上昇トレンドは終わりとなる可能性が高いのだが、そこまで弱いかどうかまだ判断はできない。
ざら場の先物の動き次第といったところだろうか。
自民党の総裁選の行方もきになるところだが、それが終わるまで待ってくれるのなら、今日はそう大きく動くこともないかもしれないが、そこに期待するには少々無理があるようにも思える。
