週末から週初にかけて、ダウは続伸だったがNASDAQは横這いとなった。
史上最高値を更新し続けているダウだが、小幅の続伸となっている。
高値圏での推移が続いており、警戒しつつも買われているという状況だろうか。
今週はいくつかの指標とFRB議長のコメントがあるが、注目されているのは雇用に関する新規失業保険申請数だろうか。
PCEコアデフレータなどの経済指標ももちろんだが、先日の50bpの利下げ実施の振り返りと今後の利下げシーケンスをどう考えるべきか、雇用統計が大きな影響を及ぼすと考えられる。
そういった意味で、今週も後半に動きが出そうだ。
ナスダックはハイテクや半導体関連が引き続き難しい状況。
エヌビディアの勢いが止まると想定している投資家が増えている中で、ナスダック全体的な伸びが抑えられている格好だ。
先日の窓は埋まったように見えるが、この後再び下落していく可能性も残っており、ダウ以上に予断許さずといったところだろうか。
連休中の先物は900円近い上昇も結果は590円高、日経平均は三空ならず
週末から昨日の祝日にかけて、日経先物は一時38420円まで上げたものの、結果は590円高、39060円と上髭。
ざら場の時間帯でどう動くか注目される。
今は自民党の総裁選直前であり、総選挙はまだ先ということもあって、この上昇は2021年の管=>岸田の政権交代時の動きに似ているように見える。
ニッセイ基礎研究所より株式市場での「解散は買い」のアノマリーは有効か-2000年以降の衆院解散・総選挙と海外投資家売買動向2021年9月29日の自民党総裁選挙にて岸田文雄前自民党政務調査会長が選出され、10月4日召集の臨時国会にて岸田新内閣が発足した。同日夜に岸田総理は10月14日に衆院を解散し、衆院総選挙を「10月19日公示・31日...
解散総選挙の数週前に買われて上昇し、その後総選挙を待たずに失速、というパターンだ。
参照先の資料は週単位での動きなので、実際はそこまで一致はしていないが、総裁選の前に上昇している点がきになるところ。
現物はすでに2回窓を空けての上昇となっているので、今日窓を空けると三空となる。
が、先物の終値から考えると、窓を空けてのスタートとなっても埋める可能性は十分あるので、三空ならずとなるなら、明日以降、この上昇が続く可能性も残る。
とはいえ今日を含めても3営業日で2000円の上昇となるため、一息ついてもいい頃合いとも思える。
月末が近くなってきて月内最終が木曜ということもあり、今日もしくは木曜が天井となる可能性も考えられるため、今週は利食い優先となりそうだ。
折しも10月1日に国会召集、総選挙の日程が詰められて行く予定でもあり、ここまでの上昇に対する次の動きが週後半から見えてくるのではないだろうか。