昨晩のNYは続落。
ダウは330ドル安と大幅続落で一時120日移動平均線を割り込み38000ドル割れかというところまで下げたものの、引けはかろうじて踏みとどまった形。
今晩発表予定の各種指標を先取りする形での下げとのコメントもメディアには見られたが、どちらかというとここまでの下げに対する理由としては弱すぎるきらいがあり、やはり需給の問題だったのでは、とも思える。
その場合は指標や利下げ云々に関わらずこの辺りでダウは一度止まるべきでは、とも思うのだが、どうだろうか。
それでもここをも下抜けていくなら、水準を一気に1年前に戻すことにもなりかねないので、それほどの重大事があるのかということにもなろう。
ナスダックもここへきて調整入りの様子。
それでもまだ20日移動平均線にも達していないので、もう少し下げてもおかしくはないか、と言った位置になっている。
おりしも週末ということもあるので、今晩もう一段の下げは致し方なし、と言ったところだろうか。
ハイテク株の上昇も一服し、NVIDIAも止まったように見えるので、暫し休息といったところ。
ただし、ダウが止まってナスダックが下げる、などといった形もなきしもあらずなので、あまり楽観的にならないほうがいいかもしれない。
先物一時38390円あって引けは38110円、日経平均は重い展開から再度方向性が求められる
夜間先物は110円高、38110円での引けとなった。
一時38400円に届くか、といったところまで戻したが、60日移動平均線が頭を抑える格好で上髭をつけている状態での非毛となっている。
今日は週末で月末、来週は三日新浦となるので、ここでの動きが必ずしも来週につながるかどうかは微妙だ。
それらを踏まえて現物の方は反発してのスタートとなる。
とは言えすでに夜間の先物で戻り高値を取ってのこの位置なので、正直頭は重い展開にならざるを得ないだろう。
60日移動平均線の38407円が上値の目安になるが、そこまでざら場で届くかどうか、怪しいところ。
一方、下値も昨日の範囲で限定的な動きになりそうで、37700円までが目安になる。
今日はそれ以上の動きを見せる可能性も残っているが、仮にそうなっても来週にそのまま繋がるとは思いにくく、上げても下げても週明けからの方向性は大引けの最後の動きで決まりそうにも思うのだが、どうだろうか。
引け後の先物の動きにも注意が必要だ。