昨晩のNYは大幅高となった。
ダウ428ドル高の34408ドル、NASDAQは156ポイント高で13782ポイントで高値更新。
調整1日で済ませた形のダウは早ければ今晩、昨年11月の高値にチャレンジするだろう。
逆に押したとしても一昨日の終値くらいまでか。
新規失業保険申請数が予想を上回ったものの小売売上高は予想を上回り、利上げの速度に対する安心感のようなものが結局利回り低下の兆しとなってハイテクの上昇に繋がったとの見方だ。
こうしたソフトランディングへの道のりはうまく上げ下げが繋がっていくことが理想だが、今のところ、大きな問題はなさそうだ。
NASDAQの上昇は想定していてもやはりそれ以上に強さを感じる。
新たなトレンドのベクトルは見えてきたが、このまま上昇が続くだろうか。
よくよく見れば一昨日と昨日の二日間は軽い押し目にも見えるくらいの強さで、もうしばらくはこのままの勢いが持続しそうだ。
昨年高値まで900ポイントほどだが、これが次のSQまでに達成となるか、来週見極められたらと考えている。
夜間の先物は押し目形成か
昨晩の日経先物ナイトセッションは一時33110円をつけたものの最終的には買い戻され、木曜大引け後から20円高の33430円で引けた。
先週もそうだったが、二日間の陰線で再び上昇していくような形に見えるが、週末ということもあって奇跡再びとなるかどうか。
日経平均のチャートは天井を示唆しているとも言える形なので、現物も再度押し目を作ることになるかもしれない。
加えて、一時マスコミで報道されていた解散総選挙の話が首相本人のコメントで一蹴され、一気に週末のサプライズが霧散したこともあり、場合によっては日銀コメントも含めてネガティブに働く可能性もある。
いつものように前場は寄り付きから9時半に向かって売られたり下げたりして10時に若干反転、後場に上昇というパターンが、今日も見られるかどうか。
昨日は昼休みに動いた先物だが、これが13時からに戻るのなら再度の上昇も期待できよう。
日銀はコメントのタイミングも影響するので、今日はその通りともいかないかもしれないが。
解散総選挙というネタが無くなったとはいえ、ここまでの強さを考えるとそう気にすることもないとは思うのだが、それでも懸念事項ではある。
強ければ高値更新再度となるが、先物の押し目になぞる形で再度33000円付近まで下がるケースを考えておけば、今日はそれほど困ることもないだろう。
ドル円は後退
141円台まで登ったものの、やはり金利に対する考え方がばらついていることもあってか、どうしても抜けきれずに押されるドル円といったところ。
142円がこれでまた遠く感じられると思われるが、まだしばらくはこうした上げ下げも続くのかもしれない。
最も、日銀の今日のコメントで動く可能性は残っているので、ネガポジ療法に備えるなら、ポジションは控えめにしておくべきだろう。
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