週末のNY市場は反落。

3連騰の後1日休んで4連騰となったダウだったが、再度ここで止まった格好。
前日の陽線の半値押しには至っていないが、流石に息切れといったところだろうか。
トランプ砲も少し落ち着いてきたところで今度はFOMCに向けて動きとなる。
大統領から直々に利下げを要求されたFRBだが、実際の所利下げに踏み切るかどうか、まだ確定したわけではない。
週末のミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回っており、その前に発表されていた新規失業保険申請者数は予想を上回っていた。
インフレに関しては安定していると言える中で、さらなる利下げに踏み切れるかどうかは微妙な状況だが、市場の予想は利下げ無しとなっている。
仮にその通りになったとしたら市場は織り込み済みなのでそこがゴールになるかもしれないが、その場合下降トレンドに切り替わるとなると再びきつい下げとなる可能性がある。
少なくとも先週水曜以降の分を帳消しにするくらいの勢いがあってもおかしくはなく、警戒が必要になる。
一方で、FRBが利下げというどんでん返しをした場合、多少のサプライズとともに市場は再度上昇を続けることになるだろうと踏んでいる。
確定するのは木曜の朝だが、それまでの動きには注目しておきたい。
ナスダックも反落。

もっとも先週空けた窓はそのままに高値を維持しているようにも見える。
FOMCが予想通りなら下げても良さそうなものだが、左記のとおりサプライズ利下げがあった場合は先日のような反応を見せるのかどうか、こちらも注目したい。
チャート上ではダウも含めてここで天井となるかどうか見極める州となりそうだ。
先物急伸、日経平均は40000円台へ漸く復帰も次は節分天井が気になる
週末の夜間先物は540円高と急上昇、40480円と一気に40000円台半ばまで急伸した。

日銀の利上げニュースはその前日に流れた後あまり報道されておらず、正直腑に落ちない様子だったが、結果はこの通り。
先物としては下降トレンドの上限価格を抜き去ってこの位置まで登ってきた。
夜間先物の終値の40480円は昨年末につけたざら場高値の40460円を抜けており、このまま行けば直近の高値更新となる。
次の目標は41000円台だが、この勢いが続くかどうか、今日明日の動きで決まりそうだ。
この夜間先物の上昇はプットの手仕舞いとの見方もあるようだが、いずれにしても売り方が降参した模様。
そうなると次は買い方がいつ手仕舞いするかというのも気になってくるが、SQまではまだ間があるので、再度SQに向けての攻防があるかもしれない。
水曜が月内最終で、2月は三日新甫となるため、節分天井という言葉も頭に浮かんでくることだろう。
それらを踏まえると、今週は今日明日で概ね方向性は決まりそうだ。

ざら場では既に40000円台を付けていた日経平均だが、これで終値ベースでも40000円台となれば、次は先物に続いて年末の高値更新が目安になる。
終値ベースで40280円、ざら場ベースで40398円が今日の目安、と言いたいところだが、既に先物はその上を行っているので、この2つは下値の目安になりそうだ。
上値はというと、昨年7月18日に空けた窓の下限が40587円、上限が41054円なので、この2つの間が今日のターゲットと考えていいだろう。
節分天井となるのなら41000円台は当然、と言いたいところだが、今週は本当にそこまでの勢いが今週続くかどうか、そこを今日明日で見極めていくことになる。
いずれにしても、いずれは天井が来るので、その時に向けて用心しつつ上昇相場に対応していきたい。
日経先物時間足別強弱
- 5分足 440円を割れると一気に下がる可能性が出てくるので注意
- 30分足 370円が下支え、550円を上抜ければ再度上昇の可能性
- 時間足 570円を抜けられないと天井となる可能性あり
- 4時間足 350円までの押しはあっても良いが、それ以上は重い展開になる可能性が高い