昨晩のNY市場はキングデーで休場、そして、第47代米国大統領のトランプ氏の就任式が行われた。
肝心のトランプコインは前日付けた高値から下げ続け、結果は高値の半値以下の状況。
ビットコインも就任直後は高値を付けたがその後は下落。
よくあるパターンとは言えこうもはっきりと結果が出ると、少々げんなりする。
とはいえこれでイベント通過となり、ここからは次のイベント、FOMCへと向かうわけだが、さて、どうなるだろうか。
先物一時39100円を付けるも結果は50円高と小幅に続伸
夜間先物取引は、就任式の中高値を付けるも下落、50円高にとどまった。
上値も切りあがっていて上昇トレンドの平行チャンネル内に入ってきたので、一応期待は出来そうだが、まだ予断は許さない状況でもある。
週末の日銀会合を睨んでの動きとなるだろうが、利上げはここで行われないだろうと踏んでいる向きも多く、既に織り込み済みのはずなのだが、ここでサプライズがあったとしたら、急変の可能性もある。
もちろん上か下かは正直サプライズの内容で変わるし、そもそもサプライズがあるのかどうかすら怪しいのだから、単なるギャンブルの予想以下の話でもある。
いずれにしても懸念の混じった上昇期待といったところだろうか。
さて、これを受けての日経平均であるが、先物に遅れをとりつつも、何とか上昇トレンドに乗れるかどうか瀬戸際となる。
平行チャンネルの下限が正に過去の高値ライン39975円付近となっているが、ここを今日、上抜けて引けることができるかどうかで今週後半が決まることになりそうだ。
もう1つ上にあるのは少し上向きそうになっている20日移動平均線の39088円で、これも抜けてとどまれるなら安泰といっても良いだろう。
どちらも先物は既に達成済みだが、現物が今日、先物をトレースする形で上昇できるかどうか、先物が名前のごとく先に動きて先導してくれるかどうか、といったところになる。
先週末の長い下髭が、底打ちだったのだ、と言い切れるかどうか、今日はその確認になるだろう。
日経先物時間足別強弱
- 5分足
- 高値からの下げに対する戻り売りをこなして横這い、39000円付近が重そう
- 38810円を割ると一気に下向きに
- 30分足
- 38970円と39010円が節目になっていて、これを抜けられるかどうか、下値は38840円と38800円で、これを割るとトレンドは下に
- 時間足
- 39010円と38910円が上値の節目
- 38860円と38780円が下値の節目で、これを割ると下げトレンド
- 4時間足
- 38950円を抜ければ上、38830円を割ると下