週末のNY市場はダウが大幅に続伸となった。
428ドル高で44000ドル台に戻したダウはほぼ高値引けの終値44296ドルでの引け。
11月の高値まではまだ少し残っているものの、11月安値から高値の半値押しの後にここまで戻してきたのはなかなか興味深い。
上下激しい月だったが、ここからクリスマス商戦、FOMCと流れていく中で、再び史上最高値更新の道を歩めるかどうかが今週の注目となる。
一方のナスダックはほぼ横這いが継続。
31ポイント高で平行チャンネルの下限に沿っての推移となっている。
半導体部門に対する弱気観測が徐々に薄まっていることもあり、ここを足がかりに再度値を伸ばしにいけるかどうか、今晩からの動きにかかっていると言えそうだ。
先物240円高38580円と上抜けて終了、日経平均は上昇チャンス
週末の夜間先物取引は240円高、38580円での引けとなっている。
60日移動平均線を上抜いての引けは1週間ぶり。
今日はその上にある20日移動平均線が最初の目安になりそうだ。
一方の下値目安は120日移動平均線の38271円付近と心理的節目の38000円となる。
これらを受けて日経平均は買い優勢のスタートとなりそうだ。
60日移動平均線の38485円が寄り付き直後に押された際の目安となるが、もう一段下げたとして38270円まで、さらに下げると38000円が目安になる。
尤も、先週木曜に37900円を割らなかったので、そこまで下げることも無さそうに思える。
何れにしても、ざら場の売りが切れていれば、今日は上抜けに期待することが出来よう。
上値の目安はまず20日移動平均線の38621円だが、直近の高安の半値が38700円付近なので、これを抜けて今日は引けたいところ。
そうなれば半値戻し達成で、そこから全値戻しの39884円までを期待できそうだ。
もちろん、NYの例もあるので一概に半値を基準とした判断が100％そうなるというわけでもないので、期待だけに頼るのも良くないが、想定はしておくべきだろう。
仮に今日上がったとして、それが実質月替わりとなる月内最終売買日やリバランスのタイミングまでのこととなるのか、月末を跨いで12月SQ前までことになるのかまでは難しいが、それでも今週は上昇を期待しても良いのではないだろうか。
