2023年10月24日の日経平均は62円高、31062円での引けとなった。
前場の安値は30551円と、朝の想定の範囲を超えて下げて行った後、急激な戻りを見せたかと思えば前引けに急落、後場に入って再び上昇と、非常に嫌味な展開の1日だった。
ともあれ一旦これで膿出しはできただろうから、明日は反転を期待しておきたい。
尤も、納得できる投資家はあまり多くないと思うが。
31371円と120日移動平均線が上値の目安
戻りの目安はまず31371円の過去の高値ラインと、120日移動平均線の31500円台となる。
とはいっても今晩次第のところもあるが、引け後の先物も買い戻しなのか31150円まで伸びていたので、そう弱くもないだろう。
気をつけなければならないのは、ここで買いに転じたとしてどこまで信じられるか正直わからないというところになる。
確かに底打ちとなはったが、ここまでの動きとまだ月内最終まで日がある中で、気持ちを切り替えて一気に買いに回るというのもどうかと思われる。
そういった疑心暗鬼と月末意識の同居する今週後半の上げは、果たしてスッキリとしたものになるのか甚だ疑問でもある。
いずれにしてもまずは戻りの高値を確認しに行く場面で、明日の動き次第で今週後半どこまで戻れるかがある程度見込めるので、今晩を含めて明日の前場は要確認だろう。
せっかくだからこのまま上がってもらって良いのだが、念の為下値も考えてみると、やはり31000円は割れる可能性がまだ残っており、その場合は30900円台に足を突っ込む形になると思われる。
必ずしも下げるわけではないし、可能性は低いのだが、念の為、頭に置いておきたい。
