昨晩のNYは反落。
ダウは400ドル近く反落、先週末の位置に戻ってしまった。
これは9月中旬の水準にでもあり、結局3週間ほど行って来いのボックス相場だったとも言える。
雇用統計は良かったのだがその分それまで想定されていた利下げに対する危うさが出たとも言える。
結局、インフレと景気の相反する現状で高値圏にある株式市場は舵取りが難しくなっている。
大統領選が絡んでいるため尚更ややこしいのだが、今週のFRBの議事録とCPIを待つ形には変わりはない。
ナスダックも反落。
チャートは20分遅れのため引けてはいないが、年初からのトレンドレンジ上限付近で止まっている模様。
昨日は長い下髭で、反転の兆しか、と思ったのも束の間、経済指標の捉え方次第では下落局面が続きそうな形になってしまった。
20日移動平均線も近いので、ここを下抜けてしまうと今週から来週にかけて更に下降線を辿ることとなりそうだ。
先物39000円割れ、日経平均は昨日が天井となるか
夜間先物取引は午前5時を過ぎたところで、460円安、38920円と39000円を割っている。
昨日の高安の半値以下の位置なので、今日はこのまま下落が続く可能性がある。
前日が長い上髭でもあり、NYの下げもあって今日は昨日と打って変わって厳しい1日となりそうだ。
これを受けての日経平均は39000円が上値抵抗ラインとなる。
昨日空けたの窓の上限38735円が一旦は安値の目処となるが、逆に窓を空けての下落となると気になるのはアイランドリバーサルの形。
昨日の安値は39195円なので、この後の先物の引け方次第でもあるが、ざら場で達成できない事もない位置なので、今日の高値目安の1つとなりそうだ。
一方で下値は先の38735円が最初の目安となるが、そこを抜けてもう一段下げるとなると今度は3日の空けた窓の上限、38435円が見えてくる。
仮に今日、うまく窓を空けずに尚且つ昨日の窓を埋められるなら、SQまでもう少し期待も持てそうだが、それでも引けが39000円を割ってしまうと今度はその3日に空けた1つ下の窓埋めに吸い寄せられる可能性も出てくる。
SQ前の火曜でもあるので、明日明後日につながるかどうかは微妙だが、ここでの結果は木曜までの方向性を決めるのに重要な1日となりそうだ。