昨晩のNYは反発。
ダウは一時700ドル高まで上昇したものの戻り売りも激しく、結果は300ドル高に終わった。
下げ止まったものの今回の下落に対して市場が落ち着くにはもう少し時間が必要なよ様子で、これは日米共に同様の状況。
週末にかけて今の位置を維持できるかどうかを見極めたいところ。
ナスダックも反発したものの、戻り売りが厳しい。
240日移動平均線でかろうじて止まった形から、一旦は上抜けた様子だが、まだ上下どちらにも向かう要素を含んだ不安定な位置。
このまま素直に上昇していけるかと言われると正直難しいと言わざるを得ないだろう。
もうしばらくは調整が必要に思える。
先物は一時34000円台まで上昇も結果840円安、日経平均は調整続く
夜間先物取引はダウやナスダックと肩を並べるようにして一時34000円台まで戻ったものの結果は840円安の33400円での引けとなった。
奇しくも昨年10月付近から引っ張った平行チャンネルの上限で跳ね返った形になっているが、今日はここからどう動くかが難しい判断になりそうだ。
昨日の陽線に対して半値押しの位置まで届いており、そうなると再度、下落局面に向かう可能性が高いと思われる。
今日は引き続き厳しい1日となりそうな気配。
これを受けて日経平均の方は再度下落となりそうだ。
先物の動きをなぞるような形になると思われるが、追証がまだ残ってはいるものの概ね済んだと仮定すれば、ここからは実需の世界に入るので、下げ止まるとは思う。
ただ、かなりダメージを受けた投資家が多いかなで、仕切り直しが簡単にできるとも思えず、下値の模索が続く中でどう折り合いをつけるか、といったところだろう。
33000円割れが再度あるとしたら、一旦は二番底の確認となるため、流石に前日の全根押しまではないとしても32500円くらいまでは一応考えておくべきだろう。
日計りであれば33000円割れたところで買って33500円付近までの間で取ることはできそうだが、かなり割り切りは必要になる。
上値は先物の高値付近の34000円までを見ておくべきで、今日もまた値動きの荒い日となりそうだが、そろそろボラティリティが落ちてくると思われるため、上値が重くなる可能性もある。
一気に反発を期待したいのは山々だが、まずは二番底探しを優先してもらった方が後々楽になるので、余裕があるのであれば少し休むか、安いところで指値だけして眺めるだけにしておくのが無難かもしれない。