昨晩のNYは大幅な下落で終わった。
ダウは20日移動平均線を少し割ったところで引けており、これはもう一段の下もありそうな気配。
上昇分の半値押しを達成していたため全値戻しもあるかと思っていたが、やはりと言ったところ。
こうなると60日移動平均線付近まではあってもおかしくは無いだろう。
ナスダックも窓を空けての急落で60日移動平均線を割り込んだ。
ダウとは違ってこちらは6月の安値を割り込んだため、今晩次第ではあるが場合によっては5月末の安値まで落ち込む可能性がある。
平行チャンネルの上限も割っているため恐らく止まらないだろうとは思いつつも、今晩次第ではなんとかしがみついてくれる可能性も多少はある。
とは言えこの形で落ちるナイフを掴む勇気は出ないだろうから、ここはもうしばらく様子を見るべきだろう。
丁度120日移動平均線が見えているので、一応そこまでは考えておくべきだと思う。
先物950円安、日経平均は6月17日からの上昇に対する全値戻しへ
夜間先物は950円安と急落、38170円となった。
ドル円急落で一気にエンキャリーが巻き戻されて行く中でNYの急落と相まってあっという間の出来事だった。
ただ、既に週初の段階で6月17日からの上昇分に対する半値押しが確定していたため、「半値押しは全値押し」の通りの結果はなんとなく分かってはいたとも言える。
120日移動平均線を割り込んでいるため下値の目安は取りづらいが、現物の方は多少なりとも手がかりはありそうなので、そちらを確認したい。
38170円の先物を受けて現物の方も同じ位置を確認すると、やはり38000円の節目と過去の高値ラインの37887円、37674円付近が下値の支えになりそうだ。
6月17日の安値が37950円、終値は38101円とこれまたドンピシャな位置なので、今日のところはその辺りが目安になるだろう。
今日はとにかく寄り付きから投げが出て下げる一方、どこかで少し止まってくることはあるだろうから、下げ止まったように見える瞬間があるかもしれない。
ただ、そこで止まるかどうかはわからないので、上値の目安は難しいと言わざるを得ないだろう。
月内最終が週明けということもあり、底打ちのタイミングはその辺りと考えたほうが良さそうなので、今日明日は細かいリバウンドを除くと、様子見に徹したほうが良さそうだ。
尤も、SQ2週間前となる明日は、オプションの最後の仕込み時期でもあるため、チャンスとも言えるタイミングとも言えそうだ。