昨晩のNYはダウが一時大幅高となったものの、結果は小幅安で終了、ナスダックとS&P500は高値を大幅に更新と、市場心理が良くわかる結果となった。
ダウは綺麗に上値が抑えられる格好のチャートとなった。
FOMC通過でFRBは年内利下げ回数を3回から1回に修正とし、ダウも一時39000ドルを超えたもののの結果は38712ドルと陰線となり続落。
ただ、前日はその逆の形もであるので、単なる市場の心理と都合の結果とも言えるかもしれない。
今晩次第では再度上昇の芽もあるのだが、そこは見てから、という事になる。
ナスダックは窓を空けて高値で推移して終了した。
ここまで窓を空けての上昇はなかなかなものだが、大事なのは今晩と明日の動き。
天井形成とならないためには窓を埋めて再度上昇するか、窓埋め拒否しかないのだが、5月頭の様な動き方ができるかどうか、注視したい。
個人的にはNVIDIAを中心にAI関連のハイテク株が引っ張って行けるなら、それもアリかとも思うが、ダウ同様今日明日の晩は要注意だろう。
先物250円高も位置が戻っただけ、日銀会合開始でSQは上か下か難しい日経平均に
昨晩の日経先物は250円高、39200円となった。
チャート的には揉み合い状態で、おとといと変わらない位置に戻っただけだが、今日からの日銀会合と明日のSQに向けてここからさらに難しい動きとなりそうだ。
先物としては39300円台に乗せてこれれば再度上昇の芽も見えて来るのだが、SQ直前でもあるのでそうなったとしても明日以降につながるかどうかは正直わからない。
短期トレンドがSQまでなのかそれとももう少し続くのかは明日にならないとなんとも言えないところ。
SQ前の日経平均は再度窓空けの上昇となりそうだが、SQ前だけにナスダックとは違ってあっさり窓を埋める可能性もある。
少なくとも一昨日の上昇時に窓は出来なかったが、昨日空いた窓を今日埋めるかどうかはSQを占うには丁度良い目安になるかもしれない。
とは言えSQ以降に素直につながるかどうかはわからないので、あくまで希望的観測をしやすくなるというだけではある。
何れにしても今日の上下の目安は、下値が昨日の高値38945円で、これを下抜けていくと38700円まで、さらに下に抜けるならSQは38000円台という事になりそうだ。
一方で、上値の目安は一昨日の高値39336円で、そこを抜けて仕舞えば久々にSQで跳ねる格好になる。
もう一段上なら39440円付近になるのだが、そこまで行くくらいなら、ここまでの動きはなんだったんだろうかとなるので、そう簡単ではない様に思う。
SQ直前で難しい動きが続いているが、日銀会合の内容がどう漏れ伝わるかで変わっても来るので、今日は大人しく成り行きを見るだけにしたい気分だ。