昨晩のNYはダウが反発、ナスダックは続伸となったが、結果としては横這いの状態。
140ドル高のダウだが、昨日の終値から一段下げたところからスタートしてのプラスなので、チャートを見れば横這いの状態。
60日移動平均線に抑えられた格好で、ここを抜けていけないと20日移動平均線が降りてくるまで動きづらい状況が続きそうだ。
今晩のISM非製造業景気指数とADP雇用者数の結果次第では上下動きが出そうでもあるので、注目したい。
ナスダックもほぼ横ばいと言っていい結果。
ダウ同様に結果を出して欲しいところだが、下髭が続いているので期待もできそうだ。
もちろん指標の結果次第でもあるが、景気の鈍化と利下げ期待の天秤になるので、極端な変化ではなくいい塩梅の結果が望ましい。
できれば穏便に進んでもらいたいところだ。
先物310円安で日経平均は続落の見込み
夜間先物取引は一時38300割れまで大きく下げたものの持ち直し、結果310円安の38440円での引けとなっている。
NY同様下髭が続いているが、今日あたり陽線で終われるなら今週末までは上昇の見込みもありそうだ。
尤も、39000円を抜け切れるかどうかは微妙ではある。
先物の引値から日経平均は続落スタートとなりそうだ。
38400円付近のスタートと考えると60日移動平均線付近になるが、先物がすでに底を打っているのでそれほど下げずに反転してくるのでは、と考えている。
これで月曜に空けた窓は昨日の安値に今日達すれば埋められるので、窓埋めから反転も期待できるのだが、逆に昨日の安値にすら届かないまま今日を終えると小さいながら窓を開けての下落となり、悪い硬いになってしまう。
今日は前場でどこまで反転して来れるかが鍵となりそうだ。
上値の目安は先の通り昨日の安値の38591円で、その上は少し高望みとなるが昨日の高値を超える39000円付近までとしたい。
そこまで行かずとも昨日の高値付近までは戻ってきてもらいたいところだ。
一方で窓を空けたまま今日を終えるとなると、先物の安値の39300円割れが意識されるが、下値についてはあまり支えどころがないため、最悪38100円台まで落ち込む事にもなりかねない。
ここは前場で踏ん張ってもらいたいのだが、果たしてどうだろうか。
寄り付きで空けるであろう窓を埋められるかどうかが鍵となりそうだ。
ただ、寄り付き前に先物が上昇してくれるなら話も変わってくるので、その場合は上値だけ意識しておけば良いだろう。