昨晩のNYはダウとS&P500が続伸もナスダックは続落と言ったまちまちな結果となった。
ダウはざら場高値は更新したものの、4万ドルを目前に足踏みとなっている。
今晩はグッドフライデーで休場のため、40000ドルは4月に持ち越しとなった。
第一四半期は2009年以来最高のパフォーマンスという記事もあったが、第二四半期はそうもいかないのではないだろうか。
利下げが仮に実施されたとしても、必ずしもそれが市場に良い結果をもたらすかどうかはその時になってみないとわからないし、タイミングよっては市場の受け止め方も異なってくる。
今晩の経済指標にもよるだろうが、市場に都合の良い結果となるなら4月も良いスタートが切れるだろうし、そうでない場合は少々きつい押し目が待っているかもしれない。
ナスダックは小幅に続落。
こちらも指標待ちの格好。
単純に利下げにつながる結果であればここから再度上昇も可能かもしれないが、やはり高値圏の揉み合いはちょっとしたことで調整にもつながるので、それほど楽観的にはなれない。
利下げとドル高が今ひとつマッチしていない点もあって、どちらかというと今はドル高の方がNY市場に影響しているようにも見えるため、一概に指標が利下げ方向を示したからといって、ナスダックが上昇するとも限らないのでは、と思っている。
答えは週明けの晩になるのだが、今の所NY市場の先物は全て若干のマイナスとなっている。
日経先物は160円高40390円、日経平均は反発の芽はあるものの月末月替わり前で重い展開を想定
昨晩の夜間先物取引は160円高、40390円で引けとなっている。
揉み合いの形になっていて素直にこのまま進むなら反発上昇ということも考えられるのだが、先週までの夜間先物の主導的な動きが今週はあまりみられず、それほどあてにもならないという印象が強い。
そう言った意味で今日の日経平均は、多少反発もあるだろうが頭は重い展開を想定している。
先物の終値を受けて40300円台でのスタートとなる可能性は高いが、寄り付いた後、どこまで伸ばせるか。
上値の目安は昨日の高値40480円付近、40500円を考えるとして、そこを抜けられるなら再度40700円後半がその上の目処となる。
それが前場の10時頃までに実現できるなら、後場に誰たとしても40500円はキープして第一四半期を終えることができそうだ。
逆に寄り付きは高くとも利食いに押されるのなら、昨日の安値40054円が再度下値目安になってくる。
昨日の終値40168円を割らなければそこまでは行かないだろうが、何れにしても前場重い雰囲気が続くことになりそうだ。
週明けの新年度入りに期待があるなら後場に買われることもあるだろうが、既にクロスなどで持分がほぼ確定しているのであれば、今日わざわざ買いに来ることもないだろうから、指数はそれほど大きく動くことはないでは、というのが本日の想定になる。
上にも下にも想定外に動いた場合は、新年度は荒れそうだ。