昨晩のNYはダウが反騰、ナスダックも横這いと底堅い展開。
チャートで見ると横ばいでもあり、先週末の高値をつけた日足があってやはり調整局面が近づいているようにも見受けられるのだが、ひとまず、昨晩は堅調だったとも言える。
金利同様ソフトランディングができれば良いのだが、週末いきなり動き出す可能性もあるので、もう少し慎重にみていく必要がありそうだ。
ナスダックもよく耐えているように見受けられる。
このまま並行チャンネルの上限に沿って右肩上がりが続くのがベストだろうが、ダウもそうだがそろそろ調整入りやむなしの時期に入ってきているように思える。
週末に動くとしたら、20日移動平均線の位置か、もう一段下の並行チャンネル下限の位置、15000ポイントくらいまでとなるだろうか。
これに反して再度上昇するのなら、高値ラインの15895ポイントあたりまであるのだろうが、今のところはそこまでの勢いがあるとは思えない。
先物急落で上値は難しいものの下値固そう
昨晩の先物は110円安の35970円と36000円を割ってきた。
こうなるとSQ前なので大きく下げることはないかもしれないが、上値はかなり重くなりそうだ。
20日移動平均線も頭をタレかけてきたので、SQ後の展開は少々ネガティブに考えておくことも必要そうだ。
現物の方はまだそこまで悲観するような形になっていないが、今日の動き次第では、先物同様20日移動平均線が横這いになってくるので、SQを目処にして売り込まれる可能性も考えるべきだろう。
昨年11月以降、SQ後は上昇してきたのだが、SQの5〜7営業日前に概ね反対方向に動いていたことを考えると、今回は難しいのではないだろうか。
その場合の目安だが、20日移動平均線はさておき、35000円の節目が最初の目安で、その下は昨年10月末からの上昇パターンの並行チャンネルの下限34750円付近も1つの目安になるだろうか。
丁度1990年2月の高値ラインもその辺りにあるので、最悪そこまでみておけばと考えるている。
一方で、SQ後に上昇していくのなら、37000円は抜けていくべきで、36000円台でモタモタするようならいっそのこと売られた方が良いのだが、そこは市場の都合だから仕方のないところでもある。
何れにしても今日は頭も思いがしたねも硬そうな1日になりそうで、そうなると退屈な時間を過ごすことにもなりそうなのだが、ジェットコースターを眺めるよりは良かろう。