2023年7月13日の大引け、日経平均は475円高、32419円となった。
ようやく底打ちとも言えるが、昨日までの相場が一体何だったんだと声を大にして言いたい。
とは言え、とりあえず31500円には至らず、週初の想定の範囲に結果的には収まったものの、ここまでの動きは余りに難しかった。
自分で書いていてもブレブレなのがよくわかる月曜からの四日間だったのだが、この難しい相場の原因は、やはり海外勢の手控えが大きかったようだ。
対内対外証券投資は海外勢が手控え、国内税は売越し
詳細は財務省のPDFを見ていただきたい。
この資料によると、6月17日までは海外勢が5000億超の買い越しだったのだが、翌週の24日までの間は一気にマイナス5000億に転じていた。
ところが翌週6月最終週になってみると、海外勢は一点プラス2000億ほどに戻っている。
金額的には手控えた海外勢に対して、代わりに国内税が1600億の売越しに転じていたのだ。
その後7月第1週も国内勢は9500億の大幅な売越で、海外勢はというと前週と変わらず1600億ほどの買い越し。
つまり、この下げの要因は国内勢の弱気と売り方の仕掛けにしてやられた格好だった。
SQの週ということもあって、かなり揺れた1週間だったが、これでようやく、通常運転に戻れるのかどうか。
先物が引け32540円
先物の引けが32540円と上昇している。
これはもしかしてもしかすると、夜間取引を利用して明日朝一に33000円をつけてやろうか、などという魂胆かもしれない・・・
と、勝手なくだらん想像をしているのだが、まあそんなことはあまりないと思う。
(若干あるかもしれないが)
普通にいったら明日はSQ通過で今日の上昇に対する利食いが出て、その後は週末意識と来週への若干の期待が混じって、32600円をみることができるかもしれない。
うまく行けば32700円もあるだろうし、それこそSQ幻の33000円が出たのなら、32800円くらいもいいかもしれない。
ただ、そこまで週末に買い上がる必要がどこにある、と考えたら、あまり期待するのもどうかと思う。
下値は下げ過ぎたところで32200円だろうが、SQが逆に盛り上がらなかった場合は32000円まで押されても仕方ないだろう。
それくらいこの相場はややこしいし面倒臭い状況だと考えている。
いずれにしても今晩のナイトセッションとNYの動きもあるし、為替もどうやらそろそろ底打ちの雰囲気なので、140円台に戻るならば、という目論見もあるだろうから、夜間取引を横目で見ながら明日を待つことにしたい。