昨晩のNYは続落。
ダウは231ドル安、37361ドルと20日移動平均線付近までの下げとなった。
利下げについてネガティブな意見が出たということでの下落というメディアの説明は、まあまあ納得はいくが、ここまでの動きを考えると、少々調整入りの方向に傾いたという印象。
ここで止まれるならもう一度反発していく可能性があるが、20日移動平均線を割ってくると、もう一段の調整が必要ということになりそうだ。
その場合は37000ドル割れになるのだが、今晩あたりが分岐点になりそうだ。
ナスダックも健闘はしたが続落となった。
ダウとは違って先に下げての戻り高値後の下げとなるため、下げ余地はこちらの方がありそうだが、昨年末までの上昇傾向からは趣が変わってきたという印象。
下落の傾向から脱するには、近日中の再上昇が必要になるのだが、少々難しい局面に入ったように思われる。
先物210円高、初押しは買いとなるか
夜間先物は210円高、35860円となった。
現物よりも先に初押しは買いを実現した形になるが、これを受けての現物の方は少々やりづらくなった印象。
先物の位置からスタートするとなると、昨日想定以上に押した35600円台の恩恵には殆ど与れない。
少々分の悪い寄り付きとなりそうだが、それでも戻り高値を意識するなら、最初は36000円になるだろう。
更に上、となると、平行チャンネルの上限が36150円付近なので、そこまでは考えれる範囲の高値目安となる。
一方で、36000円で戻りは終わり、となった場合は、後場にだれて来るのだが、戻り高値に期待が高かった場合は、勢い余って陰線となる可能性もあり、その場合は再び35600円くらいまでの下げになるだろう。
尤も、それが10時までの間に起きた場合は更にもう一押しありそうで、そうなると35500円を割って来ることも想定しておく。
何れにしても強い日経平均はもうしばらく続きそうだが、それが切れた時に、どこまで押して来るのか、なるべくなら目星がつけられるような状況になってくれたら、と思ってもいる。
巷の噂のように38000円まで一気に駆け上がるかどうかは、正直あまり考えていないのだが。