【朝の想定2023-11-15】窓を空けての上昇は上値33400円、下値33000円飛び台─眉唾の上げなら33000円割れも

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昨晩のNYは大幅に上昇。

ダウは489ドルだか、34827ドルと窓を空けて一気に9月の高値に迫ってきた。

ダウ 日足

CPIが想定通りの値で米国債利回りの低下、その結果から市場はハイテク買が進んだ、というのがマスコミの解説だ。

解釈に対する云々はさておき、ここまで大幅に上がったのだから、ステージが変わった、と考えたくもなるのがチャートを見る者としての心情だが、まだ1日目なので断言もできない。

過去の高値ラインの下支えはあまり強固なものでもないので、今晩の動きが重要になってくる。

一時的な乱高下で終わってしまうなら、単なる高値示唆だったとなり、再び下落の道を辿ることにもなりかねない。

日本市場もそうだが、ここは慎重な姿勢が必要になるだろう。

ナスダックも同様。

ナスダック 日足

まだ時間が早いので引ける前のチャートだが、こちらも9月高値ギリギリまで登ってきたところ。

せっかく良い形になるかと思っていたのだが、こうなってしまうとこの後の動きは正直わからない。

今晩次第なのはダウ同様で、この大きな窓をどう扱うかは、市場のみが知ることだ。

どうせならいっそ8月の高値まで行ってくれた方がわかりやすいのだが、今晩以降の動きを見てからの判断になる。

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日経先物500円高で11月もまた上下激しい動きに

NYの大幅高を受けて、日経先物も500円高、33210円で引けている。

日経先物 日足

もう少し落ち着いた上昇を今週は期待していたのだが、そうは行かなかったようだ。

まだ1日目だが、これで抜け出したとなると次の高値目標は9月の33450円、その上は7月の33810円となっていく。

ただし、10月同様短期間の上昇、という見方もまだ拭いきれていないので、ここは慎重に対応すべきだろう。

これを受けて日経平均は窓を空けての上昇となる。

日経平均 日足

33200円前後のスタートなるなら、33187円の高値ラインが目安になるが、寄り付きから変われ続けるのは少々難しい気もしている。

その場合は100円くらいの押しはあって然るべきで、行きすぎると33000円付近まで下げることになるが、この上昇が眉唾でないなら、そこまで押すこともなかろう。

一方で、上値は33345円の高値ラインが最初の目安になるが、先にも書いたようにこの上昇が眉唾でないなら、その勢いに乗って33400円付近まで、9月高値手前の窓を埋めに行くことも不可能ではないだろう。

SQを超えての上昇なので、今週は少なくとも木曜まではこの傾向が続いても良いはずで、そう考えると、9月高値の33634円をクリアしに行っても良いだろう。

ただ、祝日のある来週以降の月末に向かっての動きは、これで穏便に済みそうにないな、とも思えるので、この急激な上昇は少々複雑な気分にさせてくれる。

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