週末のNY市場は横這い。

上髭の陽線の後に陰線となったダウだが、移動平均線に絡まれている印象。
先週の経済指標は若干良い印象だったが、やはり関税問題が尾を引いている印象は否めず、またFRB議長への大統領の発言は少々耳障りでもある。
金利は下がらずインフレは続く中で関税による恩恵よりも業績の悪化が懸念されている点も不安要素だ。
不透明感の増す中で次の転換点はというと、5月19日から始まるG7サミットだろうか。
そこまでの間は今以上の上昇は難しいのでは、と考えている。
いずれにしても120日移動平均線を上抜けないことには上昇継続とはならない。
ちなみにサンデーダウは400ドルほどプラス圏での推移となっている。
筆者の考えは外れるかもしれない。
ナスダックも小幅高ではあるが陰線。

こちらも120日移動平均線に触れてはいるものの、抜けきれてはいない状況。
ここを抜ければもう一段期待もできそうだが、3月高値も似た様な位置にあるため、ハードルは少々高そうだ。
とはいえ、ダウよりも期待はできそうな位置でもあるので、今日明日の動き次第といった所だろうか。
先物60円安で横這い、日経平均はそろそろ息切れの時間帯
週末の先物取引は60円安、37460円での引けとなっている。

2つの移動平均線を上抜けているので、次は3月高値のクリアが目標となるが、これを今週抜けることができるかどうか。
先も書いたが、サンデーダウはプラス圏なので、それを踏まえて今晩のNYが上昇するならここで先物も上がってもいいのでは、と思いたくなるところ。
とは言え、安値から22営業日となる今日は、昨年8月の下落後の天井をつけたタイミングでもある。
休日や祝日など営業日のリズムは若干異なるが、そろそろ警戒すべき時間帯ではないだろうか。
ちなみに前回の天井からの大幅下落は水曜日だったので、火曜日の夜間取引がスタートだった。
曜日で考えるなら、明日の晩、ということになるのだが、果たしてどうなるだろうか。
日経平均は週末、窓を空けての上昇。

懸念していた2本の移動平均線をすんなりクリアした点には拍手を送りたい。
先週末は体調を崩したため想定はお休みさせていただいたが、恐らく的を射ない内容となったことだろう。
筆者としてはそろそろ天井では、と考えているのだが、答えは明日の晩以降となりそうなので、答え合わせはもう少し後になる。
いずれにしてももうひと伸びくらいは今日あっても良いので、その場合は先週金曜に書いた、3月28日に空けた窓の下限37359円、上限37556円、この2つが目安になりそうだ。
下値支えは240日移動平均線の37291円で、これを割り込んで引ける場合、明日以降少々怪しくなるかもしれない。
いずれにしても今日は注意しながら様子を見るべき日で、大きな動きが出るかどうか確認をしたい所だ。