昨晩のNYはまちまち。
ダウは190ドル安、32936ドルと33000ドルを割れ。
大きな上髭の陰線で終えたが、ここでなんとか止まるかどうかという位置になった。
32900ドルが今の下値目処になるのだが、今晩、ここで踏みとどまれたら一旦反転の兆しも出ていい頃合いになるが、無理だ、となると6月以来の安値をつけることになりそうだ。
その場合は4月の安値31429ドルが目安になるが、週足で見た場合に120週の移動平均線に引っかかった位置なので、やはりこれを割ると現実的になりそうだ。
ナスダックは34ポイント高とプラスで引けたが、状況的にはダウ同様正念場と言えよう。
240日移動平均線のところまで来ているので、割り込むと厳しいのだが、こちらは8月以来の下降トレンドに追随というパターンのままとなるので、そう激しい落ち込みにはならなくて済むかもしれない。
何れにしても右肩下がりは以前継続となりそうなのだが、ここで少しでも反転できる可能性が残っているのも事実で、それが今晩見えてくることになるのでは、と考えている。
先物は31060円で頑張ったように見えるが、日経平均は正念場を迎える
夜間先物の終値は31060円とNYの様子から見るとよく頑張ったように見える。
しかしながらチャート的には頭を抑えられた格好で、今日のざら場次第ではさらに下降が続く可能性も見える。
これに対して日経平均はというと、やはり下降トレンドの中での微妙な位置。
昨日の終値は30999円なので、先物は若干プラスではあるが、上値が重い展開になりそうなところでもある。
昨日は先物がプレオープニングで買われた分、寄り付きこそ高く始まったものの、結局同じ位置での引けとなった。
朝の想定が全く無視された格好だが、結局、今日にずれ込んだようにも思える。
今日は逆に先物が高い位置なので、プレオープニング次第では若干情勢も変わるかもしれない。
とは言え楽観もできない位置で、今日ここで戻れないと、30795円の過去の高値ラインは目の前だし、それを割れば30600円台までが次の目処になる。
最悪は240日移動平均線までというケースもあるので、油断ならない。
一方の上値はというと、まずは31150円を抜け切れるかどうかになる。
昨日の始値は少なくとも抜く必要なラインになるので、ここを抜けていけないと底打ち反転、とは行かない。
1日想定がずれた分、弱気が強くなっているのだが、若干の希望くらいは持っていたいものだ。
今日はそんな気分でスタートする前場だが、後場に更に気分が落ち込むようなことになっていなければいいのだが。
