昨晩のNYは大幅な続落となった。
ダウはここのところ下げ基調だったためナスダックほどではなかったがそれでも76ドル安、34400ドルとダメ押し。
一昨日の晩の下髭よりは上での引けだが、今晩次第では120日移動平均線付近まで下げる可能性もあり、そうなるとさらなる下落基調が継続することとなる。
一方ナスダックは大幅な続落となった。
ここまで頑張ってきたようにも思えていたのだが、209ポイント安の13469ポイントと大幅に60日移動平均線を割り込んできた。
トレンドは下落継続となるため、次の目安は120日移動平均線の13255ポイント付近までとなる。
FOMCの結果自体は概ね想定通りだったのだが、その後の展開に対してタカ派よりと判断されて悲観が強くなったというか、先の利上げが1回か2回かという微妙な駆け引きに対して売りを選択したといったところだろうか。
何れにしても0.5%程度までの利上げ予想ということは、後1回「以上」は利上げがあることになるため、年内1回としていてのが2回になりそうだ、という理由を大きく引き延ばしての戦略だろう。
引き続きNY市場は難しい状況となりそうだ。
先物が32750円で現物は33000円割れての厳しいスタート
ご覧の通りの有様で、想定以上の弱気となりそうだ。
一応先物はチャート上、まだ上昇トレンドのレンジ内に収まっており、20日移動平均線も割っておらず、なんとかなりそうにも思えるのだが、これを受けて現物のチャートを見てみると、どうにも弱気になってしまう。
今朝のスタートは32900円台のスタートなるため、2つ引いた並行チャネル、トレンドレンジと呼んでいるものの上の方の下限付近になる。
ここから始まって踏みとどまって33000円台に戻れるなら、一旦、弱気は収まってくると思うのだが、それができるかどうかが今日のポイントとなりそうだ。
その場合は上値33187円付近が目標で、そこまで行ければ拍手喝采。
33000円台に戻れるだけでも御の字という印象だ。
一方でNYに準じてここから下げるとなると、まずは20日移動平均線の32750円付近までが目安となる。
その下はもう1つのトレンドレンジの下限の32630円付近。
今日はこの2つの値段を想定しておくことになりそうだ。
追記:為替介入は行われるのか
円安は継続となるため、日銀の為替介入がそろそろ気になってきた。
イエレンさんは介入に理解を示す発言を先日していることもあって、実質的な介入が入るのは時間の問題かもしれない。