2023年8月2日の日経平均は大幅反落、768円安の32707円で大引けを迎えた。

月曜からの上昇が嘘のような下げっぷりだったが、よくよく考えてみれば先週末の金曜の続きと思えばそう大した下落でもない、と考えることもできる位置だ。
ただ、昨日の高値で購入した投資家にとっては正直厳しい下げだったろう。
一応警戒はしていたもののどうしても戻り売りのような動きが多かったので、買い支えがない状況では下げ始めるとこんなものなのだろう。
これでもまだ下値は硬いとみる向きもいらっしゃるようで、もしかすると反転の可能性も残されているかもしれない。
ただし、それが今週なのか来週なのかはわからない話なのだが。
まずは32000円まで
下値目処は32400円台が最初の目処で、そこを割り込むと32000円飛び台まで下がってくるのではないだろうか。
すでに先物の夜間取引は始まっており、若干買い戻しも入っているようだが、まだ今晩は長いので、判断材料にはできない。

ダウの先物が下げているので、今晩はすぐに戻ってくることもなさそうだと思われる。
そのため、明日の想定はやはり32000円までは考えておくべきだろう。
60日移動平均線の31900円台が最終的な下支えとなるだろうが、その前に反転しても明日木曜日で明後日が週末、SQの1週間前なので、一時的でも極端な動きが出やすい人なるため、下手に反発してしまうとかえってしっぺ返しを受けてさらに下落ということもあるので、ここは素直に下押ししてもらいたいところだ。
どうしても反発するのなら、今日の終値よりも上で先物が引けてくれないと都合が悪い。
少なくとも32720円以上での引けが必要で、すでに32430円をつけている17時過ぎ現在の先物からは、そういった雰囲気は今のところ感じられない。
仮に31900円台でも止まらないとなると、考えにくいことではあるが、31370円という1990年8月の高値ラインまで押し戻されることになる。
流石にそこまでないとは思うが、念の為頭に入れておきたい。