昨晩のFOMCの結果は、25BPの利上げを決定、目標を5.0〜5.25%に上げた。
ただし、製造業や住宅産業に対するリセッションを認め、状況次第では利上げを一時停止すると言った発言も含まれたため、NY市場は一時上昇したものの、結果的には続落となった。
ダウは270ドル安の33415ドルと0.8%続落、S&P500は0.7%、NASDAQも0.4%の続落だった。
225先物の休日取引もこの結果を受けて下落。
先日書いた記事のFOMCまで、という方に軍配が上がった形だ。
まだ週中を過ぎたところでNY市場は今日、明日と二晩残っているのだが、果たしてここから巻き返しはあるのだろうか
PacWestの身売り話
米地銀の1つ、パックウェスト・バンコープの身売りの話が出てきた。
米地銀パックウェスト、身売り含めた戦略的選択肢を検討-関係者
米地方銀行持ち株会社パックウェスト・バンコープは身売りを含めた一連の戦略的選択肢を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同業3行の破綻を受けて、パックウェストの経営が危ぶまれている。
こういった動きがまだ残っているのは金融不安が燻っている証拠なのだが、FOMCでは「健全である」と証言していることから、実際の市場心理とのズレが見え隠れする。
これらのことを踏まえると、まだ波乱はありそうで、5月という時期的なことも含めて警戒は必要だろう。
日本市場は8日まで動かないのでどうしようもないのだが、ここはしっかりNY市場の反応を見ておく必要がある。
ダウの下値
ダウの下値はチャートを見る限り、そろそろそこを打ってもいいのかな?と思う位置だが、金融不安だのスローフレーションだのと言ってした抜けると厄介で、32000ドル台まで見えてしまう。
不安を煽りたいわけでもないのだが、まずは長期移動平均線(33150ドル付近)を下回らないかどうかを眺めつつと言ったところだろう。
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