既に今週の相場は始まっているが、今の所先物の動きでだいぶ厳しい状況になっている。
11月のSQで大きく上昇したぶん、ここまでで利食いというよりは売仕掛けのようなものが多そうな動きで、米国ヘッジファンドも動き始めている時期と考えると次のSQは前後挟んで大きく動きそうな気配だ。
既にトレンドレンジは遥か上方、25日移動平均線で止まっているところを見ると、28000円奪回は少々難しくなってきたようだ。
まだSQまで望みはあるが、明日その兆しが見えてこないことにはどうしようもない。
今日はここで踏ん張ってもらって明日に繋いでいけるなら、可能性も出てくるだろう。
SQ前はまだいいが
とはいえそれはSQまでの話で、その後どうなるかというのがもう1つの不安の種だ。
ヨーロッパ、特にイギリスは遅れているようだが、米国は少なくともインフレは抑制されつつあり、金利上昇も鈍化傾向にあるため、これまでのような金利上昇に伴うドル高円安という構図は落ち着きを見せている。
ただその分、企業業績が円安ベースに視点が変わった矢先に円高に触れてしまったため、今度はその視点が逆の意味を持ってくるため、ネガティブなイメージがかなり強く出そうだ。
では逆に円高に触れたことで評価が上がる企業もあるはずでは、と思いたいところだが、そう簡単に相場は期限を直してくれないのも事実。
結局は需給と都合の相場が続くことになるため、SQ後は米国のクリスマス休暇前に一仕事したいヘッジファンドも参加してくるため、少々荒れそうな雰囲気だ。
こちらは先物ほど大きくトレンドレンジからズレてはいないが、やはり25日移動平均線で止まっているところを見ると、SQまではこのまま、せいぜい良くて28000円に届くかどうか程度の動きとなりそうだ。
ではSQ後はというと、NYの動きも気にしておかないとならない。
この位置は少なくとももう一丁上がりそうな位置ではないので、NYのSQに向けてはこのまま平行線で進んで売りを貯めておいてSQで精算して終わり、というパターンもありそうだ。
となるとその前にSQを迎えた日経平均はというと、NYのSQまでの間、ヘッジで売られる、という構図になりやすそうだ。
ざっくり見ても27200円台が目標になるし、10月のSQ後の窓埋めも考えるなら、27000円割れもあるだろう。
逆に保ったとしても、上の窓、28250円付近が関の山なので、達成した時点でゴール、という形だろうか。
いずれにしてもあまり明るい話題を思いつかないのが現状である。
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