16日の日経平均終値は28028.30円と小幅高で引けた。
寄り付きからミサイル問題が原因と思われる売りが嵩み、一時27700円台をつけていたが、バイデン大統領が「ミサイルはロシアのものではない」という見解を出したことにより、急激に反転、結果、元に戻った格好だ。
今の感じで仮にもう1週間進むとしたら、28000円台の窓埋めは完了しそうだ。
は、そうは問屋が卸さないことの方が多いので、まずは今週のNYのSQを占うべきだろう。
NYの行末は
チャートを見る限りでは、やはり団子天井のように見えてしまうのは致し方ないところだろう。
ここから再度振り切って上昇、というには、今のところ材料不足は否めない。
ということは、やはりSQ後は下落調整、ということになるのだろうか。
仮にそうなるとしたならば、今からでもその準備はしておくべきで、日経平均も巻き込まれる可能性を考えると、手持ちの株式は換金を進めておいた方が良いのかと思う。
ただ、25日移動平均線が上向きながら75日移動平均線を下から抜けているし、200日移動平均線も安定はしているので、これまでのような大幅な下落には至らないか、場合によってはすぐに反転し始める可能性もある。
その場合の下値はやはり32000ドル台で、32500ドルで済むならかなりお得だろう。
仮にそこで止まらないなら31800ドル付近となるが、いずれにしても早いうちに底打ちを達成してしまうなら、その反動で再度上昇も可能なはずだ。
そもそもの金利引き上げの内容は今以上に大きくはならないことがほぼ確定しているはずなので、その点を踏まえると、外部的な要因さえなければ、それほど大きく崩れることはなかろう、と思う。
調整幅よりは調整期間が鍵
NYがどのように下がるかによって日本市場への影響も変わってくるのだが、どちらかというと下げ幅よりも調整の続く期間が長いかどうかで、実質的な影響の度合いが変わってくると思われる。
短期調整であれば値幅が仮に2000ドルあったとしても、日経平均からすれば1000円以内に納まるであろうから、ともすれば数日で戻って来れるのだが、NYの調整が1週間にわたって続いた場合は、日経平均もかなり厳しい調整を強いられることとなり、NYよりも悲惨な下げ様になりかねない。
どうにかNYには
SQ後に下げるとしても、週明け火曜には止まっていただきたいものだ。
下値目処としては27600〜27300円の間で済んでくれることを願っているのだが、長引くと戻りも鈍くなるので、なるべくスパッと調整して反転してもらえたらと思う。
これが長引いてしまうと、再び27100円台となって折角見えてきた上昇トレンドが帳消しになってしまうので、ここはなんとか避けてほしいところだ。
コメント