NYは連騰となったが、少し頭打ち感のあった後場だった。ダウ337.98ドル高の30523.80ドル、NASDAQが96.60ポイント高の10772.40ポイントで取引を終えている。
もう一丁欲しいと思わせるタイミング
十字線が二本続いて、これは、と思いたくなる形になっている。
目先は27254円〜27464円までの間で、昨日の様な伸びがあるなら一気に抜けそうなのだが、そう毎日続くものでもなかろう。
いずれにしても日経平均のチャートだけ見るなら、そんな気分にさせてくれる。
そこで、先物のチャートも見てみる。
先物はすでに200日移動平均線を一時抜けていて、もう1つ上の27420円がターゲットになっているのだが、現物同様8月中旬の高値と9月7日の安値を基準にした価格帯で見ると、現物の上限が27900円付近に対してこちらの方は27600円付近と少し低めで、その辺りも含めて、上値余地として考えておきたい。
いずれにしても、今日はもう一丁来いや、と言いたくなる感じだ。
NYはSQ前でも跳ねることができるか
今晩のNYがどうなるかは、今から気にしていても仕方ないのだが、日本市場で今日買って持ち越すとしたら、やはり気にしておかなければならない。
チャートで見ると日本同様もう一丁あっても良い位置で、ちょうど長い価格帯の中央を抜けた位置でもあるので、良い塩梅かとも思いたいところだ。
ただ、この付近になると少し停滞する可能性も出てくるので、下がらないにしてももたつく可能性は出てくるため、少々気にしておきたい。
持ち越しする場合はその辺りも含めて考慮した銘柄選びが必要となろう。
為替介入はまだか
そろそろ気になるのが150円間近になってきたドル円で、これに対して一時凌ぎにしかならないのはわかっていても実行されるであろう為替介入のタイミングだ。
ブローカーも戦々恐々、といったところかもしれないが、今回は前回の様にうまくいくかどうかは正直わからないし、そもそも介入してくるかどうかも少し怪しいところではある。
ただ、口先介入だけではもう抑えようがないところまで来ているのも確かで、とはいえここで金利の話を少しでも持ち出そうものなら、経済や相場に対しては逆効果となる可能性も否めないし、黒田さんがまだ辞めたわけではないので、急な方針転換はあり得ないだろう。
となればそろそろのタイミングだと思うのだが、果たしてそれはいつだろうか。
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