昨晩のNY市場はプレジデントデーで休場だった。
再度ダウを見直してみるが、やはり1月後半からのボックス相場が続いているという印象だ。

この横這い状態を今週上下どちらかに抜けられるかどうか、特別大きなイベントが今のところない中でインパクトのあるニュースやネタが出で来るかどうかにかかっていそうだ。
今のところはトランプ大統領の発言やウクライナ情勢、中東情勢、米国ファンダメンタルズの動向など様々な要素を考えることができるが、為替の動きから円高方向への圧力が強まっていることも留意したい。
ドル安は米国にとってプラスに働く可能性はあるものの、収益との兼ね合いもあってそう大きな動きになることはデメリットともなるので、ダウとしては急激な円高はあまり望ましくないと考えている。
インフレが続く中で経済指標はある程度順当な数値を示しているが、企業業績は若干翳りが見えている部分もあり、このまま金利を下げないでいることはスタグフレーションの懸念も出て来る可能性があると思われるため、FRBの今後の動きには注意したい。
一方のナスダックに関しては、チャートを見る限り上抜けそうだと言える。

昨年12月16日からの下降トレンドを何度か上抜けたに見えて反落、というパターンが続いていたが、
ここへ来て再度上抜けして新根を狙える位置まで来た。
ここで失速となると流石にしんどいとは思うが、下値が切り上がって上値も抜けそうな状況で、期待はしてもいいと思われる。
今週の動き次第では史上最高値を狙うことも可能だが、ダウほどではないものの利下げや経済指標など注意すべき点は多いので、成り行きには注目したい。
先物30円安と横這い継続、日経平均は上下の方向性を探る1日に
夜間先物取引は30円安、39170円と横這い状態での引けとなっている。

20日移動平均線の上で止まっている形は上昇期待もあるものの、先週末の二日間でつけている長い日足は少々抵抗感が強い
下値の抵抗感もかなりあるため、そう簡単に崩れることもなさそうだが、売り方の動向次第で再度した髭をつける可能性もある。
週の二日目、火曜日は方向性が決まることも多いので、今日は上下ブレイクする兆しが見つかるかもしれない。
ただその場合、上値はかなり上になるので、高値掴みには注意したい。
一方、日経平均としてはその上値を模索する動きになれるかどうかといったところだろう。

先週木曜の高値から下げては来ているものの、20日移動平均線を終値ベースで割らずにいる点は評価ができる。
今日は、先週末の陰線のどこまで戻せるかに注目したいところ。
上昇の目安は半値となる39340円を抜けていけるかどうかだろう。
その上は39610円付近までで、ここで止まる可能性もあり、完璧に抜けたと言えるのはそこを上抜けてからになる。
一方で下値は昨日とほぼ変わらず、20日移動平均線の39110円付近が支えになるため、これを守れるかどうか。
その下は60日移動s均線の39060円付近、さらには39000円と細かくなるが、いずれにしても下値は割と近いので、下抜ける可能性は高いと考えておくべきだろう。
一方でさらに下抜けるには38800円台を割る必要があるが、これもなかなか簡単ではなさそうで、上下とも戻り売りや押し目買いの範疇での動きとなる可能性がある。
今日はそんな中でどちらかの方向性が見えて来ることを期待しつつ相場に対応したい。
日経平均時間帯別目安
- 5分足 ボックスの範疇で、上は39220円、下は39100円、39060円、39020円がそれぞれの支え
- 30分足 39070円〜39130円が下値の範囲で、これを下抜けると39020円が次の支え、上値抵抗は39200円でそこを抜けても39220円〜39290円のボックスがあってさらぬに上抜けると漸く300円台へ
- 時間足 39110円、39030円を下抜けると39800円台まで、上値は39200円を抜けて39220円〜39330円のボックスを抜ければ39440円まで
- 4時間足 39110円を下抜けると38860円〜38030円のボックスに捕まる形、上値は39180円〜39520円のボックスの範疇