週末のNY市場は反落して終わった。
ダウは337ドル安、44544ドルと、史上最高値更新を前に失速。
サンデーダウと呼ばれるCFDは更に下げているようだが、それが先物や現物に影響を及ぼすかどうかはわからない。
とは言え天井形成とも言えるチャートの形になっているため、注意は必要だろう。
節分天井、というのは日本の市場におけるアノマリーだが、もしかすると今年はNY市場にあてはまるのかもしれない。もちろん仮に手錠となったとしても、アノマリーではなく単なる偶然の一致ではあるが。
今晩結果は出るだろうが、ここで陰線が続いて割り値ベースで下げ始めると、20日移動平均線で止まることができなければ暫く下落が続く可能性があり、要注意となる。
ナスダックも一瞬抜けたかに見えたが結果は失速して54ポイント安となった。
こちらも上下そろそろ決まるのでは、という形になっているが、1月27日空けた窓は上髭でなんとか埋めた格好になっている。
そのため多少の期待は持ちつつも、警戒は必要と考える。
金曜の始値の19823ポイント付近をキープできるなら、上昇継続の余地は残ることになるが、これを達成できるかどうかが今晩のポイントになるのではないだろうか。
先物は一時39860円を付けた後急落、日経平均は良くて揉みあい継続
週末の先物取引は夜間に39860円の高値を付けた後急落し、結果は39360円となった。
個のチャートを見て思い出すのは先週の月曜日から始まった下落だ。
スタートは月曜の差からだったので今回とは少々タイミングが異なるが、週初の長い上髭が気になるところ。
たまたま2/3ということもあって、節分天井というアノマリーがどうしても頭をもたげてくるのは致し方ないところだろう。
今日はそれが現実となるかどうか、気になるところ。
先週の日経平均や日経先物はチャート上は右肩上がりに見えるが、実のところは揉みあい相場だったとも言える。
どこが、と言われそうだが、終値だけで見たら月曜は安かったものの火曜以降は上下はあるが大きくブレイクできていない。
中心となるのは39480円で、これを目安として今日は上下どちらに振れるか、という見方になる。
ちなみに630円を抜けて行けるなら再度上昇の可能性も考えられる。
同じ見方で日経平均を見ると、上下の差は大きいもののこちらは39565円で揉みあっているような形に見える。
ただ、金曜に少し上抜けそうになって引けているので、先物の下げはさて置き、今日は金曜の終値を抜いて引けることができたら、上昇継続も可能になる。
今日はその辺りを考慮して相場に臨むことになるだろう。
つまり、上値は39572円が目安、その上は39646円、40083円といったところになる。
一方で下値は39016円、38902円、38474円といったところ。
先物が安いので、まずは39565円から上に戻れるかどうかが今日前場から気にすべきところで、その上で下値目安の39016円、つまり39000円のラインを維持できるかどうか、重要と考えていいだろう。
日経先物時間帯別強弱の目安
- 5分足 350円~370円をどちらにブレイクするかで短期の方向性が決まる
- 30分足 350円を下抜けると290円、230円と節目があり、上値は490円、550円、620円
- 時間足 30分足とな時で上値は490円、620円、その上は680円、下値は350円から下は細かく節目があるので、下値抵抗はそこそこあると考えても良さそう
- 4時間足 480円あるいは500円が上値の抵抗となりそうで、下値は290円、これを割ると38860円までの揉みあいに変わってくる