昨晩のNYはダウの一人勝ちだった。
203ドル高で引けたダウは3営業日で1000ドル近くの上昇。
ハイテク株が冴えない中、S&P500やナスダックの下落を尻目にしっかりとなった。
ある意味ハイテク株の決算回避のヘッジ役とも言えるかもしれないが、これでFOMCの結果が利下げに向けてさらに進んだ場合、どうなるのだろうか。
少なくともここまで戻しておいて再び下落へ転じることはあまり考えたくないのだが、二番底確認ということはあってもまあおかしくは無いだろう。
その場合はナスダックと入れ替わりで下げに転じる可能性はあるが、かと言ってそんな単純な話でも無いだろうから、このまま意外にスッと上げていくかもしれない。
まずは今晩の市場の反応をみてみたいところ。
ナスダックは大幅な下落で先週の位置に逆戻り。
ハイテクの決算待ちとも言われているが、その割には決めうちの様な売り方にも見える。
ここで止まるなら短期間ではあるが二番底確認で下げ止まることになりそうだが、結果次第ではやはり17000ポイント割れの危機にもなりかねない。
今の所ハイテク企業の決算に対してはネガティブな予想が多く、当たればこれ幸いと売られる可能性もあるので、今晩の動きはかなり重要になるだろう。
尤も、月替わりとなる明日の晩でいきなり景色が変わることもあるので、あまり決め打ちはしないほうが良さそうだ。
先物490円の急落で日経平均は二番底の確認へ
夜間先物取引は軟調な結果となった。
ナスダックに準じる様な動きで38000円割れ再びといった形。
日銀会合の結果も気になるところだが、月末の最後のリバランス等含めて、今日と明日で二番底の確認となるか、それとも再度下落が続くのかという瀬戸際になる。
ナスダックに連動した様な動きは正直不気味でもあるが、何れにしても今日の日経平均は38000円割れを回避できるかどうかが焦点になる。
下値の支えはそこそこしっかりしている様に見えるのだが、引けで38100円を割って終わると正直かなり辛い形になる。
その場合は明日に下駄を預ける格好になるのだが、そこで8月スタートなるため今日明日で方向が決まったら、来週のSQまでは一方通行になりやすいと考えてもいいだろう。
そうなると今日は37800円台が下値の目安で、逆に上値は38100円台が最初の目安となる。
下値としてはさらに37674円というラインがあるが、今日はここまでで来たら泊まったとしてもかなり明日が厳しくなるので、できれば戻ってから引けてもらいたいところ。
一方で上値としては重く厳しい展開が予想されるものの、昨日の始値38241円を抜けていけるなら、何とかなるので、淡い期待にはなるがそこを後場に目指して行ってもらえたらと願うばかりだ。