昨晩のNYは大幅反落となった。
メディアは利下げが遠のいたという理由にしているが、まったくもって信じ難いのだが、そこは一旦置いておく。
ダウは317ドル安、38150ドルの位置。
それでもまだナスダックよりは良いのだが、この後の動きが重要となる。
まだ下支えは無いことも無いのだが、できれば1日で底打ちできると勢いが続くことになる。
だが今晩と明日で下がっていくことになると、少なくとも20日移動平均線あたりまでは簡単に落ちてしまいそうだ。
38000ドルを割ると史上最高値更新の連続だっただけに、少々きつい調整が始まってもおかしくはないのだが、どうなるかは今晩と明日の動きを確認するしかないだろう。
ナスダックは昨日書いた通り、大きな調整が入った形になった。
ただ、これが続くかどうかはダウ同様今晩次第だろう。
とは言うものの、形勢は不利に見える。
20日移動平均線をわずかに割って引けており、その20日移動平均線も下向き加減になっているため、ここから再度反発するにはもう一段下の調整が必要に見える。
15000ポイントくらいまではあってもおかしくないので、そこから更に下に向かうかどうかが今週末に判断できるのではないだろうか。
先物500円安で日経平均は振り出しに戻っての再スタート
これまでNYの動きにまったく動じなかった先物が急に下げを演じたのは非常に腹が立つのだが、それもさて置き、これで昨日の上げが全て否定された格好になった。
幸いなことにトレンドレンジの下限付近でなんとか止まってくれたので、今日はここから再スタートできるのであればまだ望みはあるが、それにしても36000円の壁がこうも厚いとは思わなかった。
2月のSQまではこの位置が変わらないのであれば、逆にSQ後に一方的な動きになる可能性もあるので、SQ前後の先物の動きには今後も注意が必要だろう。
これを受けての日経平均は、前場35900円台を維持できるかどうかが重要になってくる。
スタートは800円台だろうが、一時的に昨日同様700円台までつけたとしても、やはり昨日同様に戻ってきて900円台を維持できるのであれば、先に書いた通り36000円付近での動きが続くことになる。
一方で、昨日の安値35704円を割り込んで前場引けるとなると、流石に昨日の様な戻りは期待薄になってしまう。
その場合は20日移動平均線あたりの35400円台にまで位置を下げることとなるため、要注意となる。
SQまで1週間ほどになってきたので、そろそろポジションが確定していくと思われるが、36000円を挟んだ攻防になるのか、それとももう一段上下させるのかは、参加者の動き次第ということとなる。