昨晩のNYは大幅反落。
ダウは475ドル安、37012ドルとかろうじて37000ドルはキープしたが、ここからの調整はやはり厳しいものになりそうだ。
チキンレースの如き上昇だったのでは、とも思うのだが、いずれにしても20日移動平均線がまだだいぶ下なので、ある意味十分な下げ余地があると言えよう。
途中にある過去の高値ラインは気休め程度にしかならないと思われる。
ここまできてしまったのだから、ここは仕方ないと諦めて、次の一手を打つ準備をしておくべきだろう。
まだ陰線が一本出ただけなので、今晩も下がるとは言い切れないのだが、覚悟は必要だと思われる。
ナスダックも同様に反落。
こちらも20日移動平均線がだいぶ下だが、もしかするとダウとは違って去年の高値ラインなので、そこそこ機能するかもしれない。
いずれにしても調整は必要な位置で、これがどこまでなのかはまだわからないが、20日移動平均線で止まるか、60日移動平均線まで行くか、と言ったところではないだろうか。
先物550円安で現物は梯子を外され、アイランドリバーサルの形へ
夜間先物はNYの下げを受けてか、550円安とこちらも大幅な下落。
これで上昇機運は消し飛んだと見ていいだろう。
もちろん踏ん張る可能性もあるのだが、何れにしても33100円台の位置から今日スタートしたとして、昨日の安値33467円まで戻せないと、嫌な形になってしまうので、今日の動きは重要だ。
仮にそれが無理だとしたら、20日移動平均線が最初の目安になるのだが、そこは簡単に下抜けることもできるので、そうなると32750円くらいまでの調整は見ておく必要がある。
最終的に33000円台に戻って引けることはあるだろうが、今日下髭が長く出たとしても調整が終わりということにはならないと思われる。
ここからは買い下がりではなく、そこを確認するくらいの余裕を持って臨まないと、落ちるナイフを掴むことになりかねないので、その点は注意しておきたい。