昨晩のNYは続伸。
ダウは高値をさらに更新し、251ドル高、37557ドルをつけて引けている。
まるでタガが外れたような上げ方は一向に慣れないのだが、今しばらくはこのまま経過観察を続ける必要がありそうだ。
青天井になった際の上値目処は難しいのだが、敢えてそこを考えてみると、
8月の高値から10月の安値までの下げ分と
これに対して、10月安値から昨晩の高値までの分を合わせてみる。
これらの面積を比べると、やはり下げ分は十分取り戻しているようにも見えるのだが、どうだろうか。
出来高も含めて考えるべきだし、8月までの上げの分はどう考えるべきなのか、など、考え始めるとキリがないのだが、切り取りではあるが、ここ半年の動きからすると、そろそろ天井なのかな、とも思える。
何れにしても高値が続いているのだから警戒はしつつ、様子を見るべきだろう。
さて、ダウの話が長くなったが、ナスダックも続伸となった。
こちらもだんだん過熱感が増してきているのだが、ダウよりもこちらが先行していた分、今は逆にダウの動きをトレースし始めている感がある。
過去最高値まではまだ余裕があるが、そこに近づくにつれて重くなってくる可能性もあるので、やはりダウよりも若干安定感はあるのだが、こちらも要注意と言ったところだ。
先物がフライング気味に高値から下落して終了、日経平均は重い展開を想定
夜間先物が高値32620円をつけて引けは190円高の32320円という終わり方。
日中足と考えるならまあ仕方ないかとも思うが、やはりこの形はあまり嬉しくない。
これを受けての日経平均は、少々思い展開が待っているかもしれない。
もちろん夜間の取引量は昼間の比ではないが、少々気にはなるので、今日は少し注意が必要だろう。
上値目安は先物を考えたら32600円くらいとなるが、実際は12月6日の高値32450円付近、あるいは12月1日の高値32550円付近がそれぞれ目安になりそうだ。
そんなものには目もくれず買われていくのであれば、一気に32600円台まで行くだろうし、そうなった場合は32850円付近まではあってもいいのだが、そう簡単に問屋が卸してくれるかどうかはざら場で確認するしかない。
一方で、先物の嫌な形を気にして天井となりそうな場合は、20日移動平均線あたり33000円割れまでの下げはあり得る。
20日ということもあって月の節目にもなるし、年末という特殊な環境なので早めに月末の動きも出てくる可能性もあり、非常に難しいのだが、そう言った流れを感じるにもざら場の動きは重要だ。
スタートはいざ知らず、いつものように9時半か10時の動きで流れが変わる可能性もあるので、その時間帯は要確認だろう。